2025/10/28 17:36 NEW!!
香港大引:ハンセン0.3%安で4日ぶり反落、産金セクターに売り 
28日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.56ポイント(0.33%)安の26346.14ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.43ポイント(0.97%)安の9375.79ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は2426億9980万香港ドル(約4兆7544億円)にやや縮小している(27日は2670億7720万香港ドル)。
様子見ムードが漂う流れ。29日(日本時間30日未明)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするスタンスが重しとなった。また、香港市場があす29日、重陽節で祝日のため休場(本土市場は通常取引)となることも買い手控え要因として意識されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米中対立の緩和期待や米追加利下げ見通しなどを支えに、指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が5.6%安、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が4.6%安、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、産金が安い。紫金鉱業のほか、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が6.1%、霊宝黄金(3330/HK)が5.7%、中国黄金国際資源(2099/HK)が4.8%、招金鉱業(1818/HK)が4.1%ずつ下落した。金相場の下落が逆風。昨夜のNY商品市場では、金先物価格が2.9%安と続落した。約2週ぶりの安値を一時付けている。米中貿易摩擦の警戒感を背景に、安全資産としての金先物は先週初めまで史上最高値を更新していたが、対立緩和の期待を受けて利益確定売り圧力が高まった。
中国の不動産セクターもさえない。世茂集団HD(813/HK)が3.3%安、遠洋集団HD(3377/HK)が2.3%安、中国金茂HD(817/HK)が2.1%安、広州富力地産(2777/HK)が1.6%安で引けた。
AI(人工知能)技術や半導体の銘柄群も売られる。青島創新奇智科技集団(2121/HK)が4.3%安、商湯集団(センスタイム:20/HK)が2.4%安、ASMPT(522/HK)が6.9%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.3%安と値を下げている。ハンセン科技(テック)指数は1.3%安と他の指数をアンダーパフォームした。
半面、香港にも拠点を置く金融株はしっかり。HSBC(5/HK)が4.4%、AIAグループ(1299/HK)が3.4%、渣打集団(スタンダード・チャータード:2888/HK)が3.7%、中銀香港(2388/HK)が1.3%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の3988.22ポイントで取引を終了した。産金・非鉄が安い。医薬、エネルギー、不動産、自動車、公益、証券なども売られた。半面、軍需産業は高い。銀行、運輸、ハイテクの一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
様子見ムードが漂う流れ。29日(日本時間30日未明)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするスタンスが重しとなった。また、香港市場があす29日、重陽節で祝日のため休場(本土市場は通常取引)となることも買い手控え要因として意識されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米中対立の緩和期待や米追加利下げ見通しなどを支えに、指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が5.6%安、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が4.6%安、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、産金が安い。紫金鉱業のほか、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が6.1%、霊宝黄金(3330/HK)が5.7%、中国黄金国際資源(2099/HK)が4.8%、招金鉱業(1818/HK)が4.1%ずつ下落した。金相場の下落が逆風。昨夜のNY商品市場では、金先物価格が2.9%安と続落した。約2週ぶりの安値を一時付けている。米中貿易摩擦の警戒感を背景に、安全資産としての金先物は先週初めまで史上最高値を更新していたが、対立緩和の期待を受けて利益確定売り圧力が高まった。
中国の不動産セクターもさえない。世茂集団HD(813/HK)が3.3%安、遠洋集団HD(3377/HK)が2.3%安、中国金茂HD(817/HK)が2.1%安、広州富力地産(2777/HK)が1.6%安で引けた。
AI(人工知能)技術や半導体の銘柄群も売られる。青島創新奇智科技集団(2121/HK)が4.3%安、商湯集団(センスタイム:20/HK)が2.4%安、ASMPT(522/HK)が6.9%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.3%安と値を下げている。ハンセン科技(テック)指数は1.3%安と他の指数をアンダーパフォームした。
半面、香港にも拠点を置く金融株はしっかり。HSBC(5/HK)が4.4%、AIAグループ(1299/HK)が3.4%、渣打集団(スタンダード・チャータード:2888/HK)が3.7%、中銀香港(2388/HK)が1.3%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の3988.22ポイントで取引を終了した。産金・非鉄が安い。医薬、エネルギー、不動産、自動車、公益、証券なども売られた。半面、軍需産業は高い。銀行、運輸、ハイテクの一角も買われた。
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