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2025/10/28 13:28 NEW!!

香港前場:ハンセン0.01%高で4日続伸、上海総合は0.2%上昇 無料記事

 28日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比3.48ポイント(0.01%)高の26437.18ポイントと小幅ながら4日続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は22.86ポイント(0.24%)安の9444.36ポイントと4日ぶりに小反落した。売買代金は1269億5030万香港ドルに縮小している(27日前場は1565億2910万香港ドル)。
 様子見ムードが漂う流れ。米中対立の緩和期待や米追加利下げ見通しなどは支えとなったが、30日の米中首脳会談や、29日(日本時間30日未明)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするスタンスが重しとなった。ハンセン指数は小高くスタートしたものの、徐々に上げ幅を削っている(一時マイナス)。なお、香港市場はあす29日、重陽節で祝日のため休場(本土市場は通常取引)。30日に取引再開する。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が6.0%高、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が3.0%高、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が2.0%高と上げが目立った。
 セクター別では、半導体が高い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.3%、華虹半導体(1347/HK)が3.2%、晶門半導体(2878/HK)が1.9%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.8%ずつ上昇する。そのほか、クラウド関連の万国数拠HD(9698/HK)が2.9%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が2.8%高と値を上げた。
 太陽光発電の関連銘柄も物色される。信義光能のほか、福莱特玻璃集団(6865/HK)が11.4%高、信義能源HD(3868/HK)が1.6%高、カ姆丹克太陽能系統集団(712/HK)が1.5%高で前場取引を終えた。
 半面、産金・非鉄セクターは安い。招金鉱業(1818/HK)が3.1%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が2.9%、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.4%、江西銅業(358/HK)が3.3%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.2%ずつ下落した。
 中国の不動産セクターもさえない。雅居楽集団HD(3383/HK)が2.3%安、中国金茂HD(817/HK)が2.1%安、世茂集団HD(813/HK)が1.7%安、広州富力地産(2777/HK)が1.6%安で引けた。
 本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%高の4005.44ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。軍需産業、公益、銀行、食品・酒造の一角なども買われている。半面、資源・素材は安い。医薬、不動産、自動車も売られた。


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