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2018/08/07 16:30

中国大引:上海総合2.7%高で5日ぶり反発、鉄道インフラ関連に買い 無料記事

 7日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比74.22ポイント(2.74%)高の2779.37ポイントと5日ぶりに急反発した。上海A株指数も上昇し、77.79ポイント(2.79%)高の2910.78ポイントで取引を終えている。
 政策期待が強まる。中国河北省の秦皇島市で、非公式の重要会議「北戴河会議」(共産党の最高指導部や長老らが毎年夏に集まり、今後の政策や党人事を話し合う)がスタートしたもようだ。自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は直近の急ピッチな下落で、約2年5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいただけに、値ごろ感が着目された。
 業種別では、インフラ関連が高い。鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、エンジニアリングの中国冶金科工(601618/SH)が5.9%、建機の三一重工(600031/SH)が5.7%ずつ上昇した。国務院(内閣に相当)常務会議で先月、内需拡大に向けて財政政策をより積極化する方針が打ち出されるなか、18年の鉄道投資は昨年水準を回復するとの見通しを関係者の話として現地メディアが報じている。報道によれば、中国鉄路総公司が年初に定めた目標7320億人民元を上回り、17年実績の8000億人民元を超える見込みだ。
 資源・素材株も上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が4.5%高、中国神華能源(601088/SH)が4.2%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.7%高、江西銅業(600362/SH)が4.4%高、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.9%高で引けた。不動産株や自動車株、ITハイテク関連株、消費関連株、金融株、海運株など幅広く買われている。
 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が5.60ポイント(1.99%)高の286.20ポイント、深センB株指数が14.39ポイント(1.43%)高の1024.02ポイントで終了した。



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