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2018/09/25 17:32

中国大引:上海総合0.58%安、米中貿易摩擦の激化を懸念 無料記事

 中秋節休暇明け25日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比16.35ポイント(0.58%)安の2781.14ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、18.56ポイント(0.62%)安の2911.17ポイントで取引を終えている。
 米中貿易摩擦の激化懸念が強まる流れ。米トランプ政権は9月24日(現地時間午前0時)、「知的財産権侵害」に対抗する制裁関税の第3弾として、中国からの輸入品2000億米ドル(約22兆5800億円)相当に対する追加関税措置を発動した。当初税率を10%に設定したものの、2019年1月1日付で25%にまで引き上げる意向を示している。中国側も24日、これに対抗する報復措置を直ちに実行。米国からの輸入製品600億米ドル相当(対象製品:5207品目)に5〜10%の追加関税を課している。また指数が前週末に約1カ月半ぶりの高値水準を回復したことで、利益確定の売りに押された。
 業種別では、不動産や金融、観光などが安い。保利地産(600048/SH)が6.01%、浦東銀行(600000/SH)が1.34%、黄山旅游(600054/SH)が1.86%ずつ下落した。家電株、化学繊維株、ガラス株、発電株など幅広く売られている。
 外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が1.36ポイント(0.47%)安の287.24ポイント、深センB株指数が6.67ポイント(1.56%)安の970.26ポイントで終了した。なお香港市場は中秋節振替休日のため休場。9月26日から取引再開される。


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