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2018/09/10 16:30

中国大引:上海総合1.2%安で反落、米中貿易戦争の激化を警戒 無料記事

 週明け10日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比32.82ポイント(1.21%)安の2669.48ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、34.37ポイント(1.21%)安の2795.48ポイントで取引を終えている。
 米中貿易戦争の激化を警戒。中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象に25%の追加関税を課す)が発動される可能性が高まるなか、トランプ米大統領はメディアのインタビューに対し、「2670億米ドルの追加関税を課すこともできる」とコメントした。すでに発動された500億米ドル分と検討中の2000億米ドル分を合わせれば、総額5170億米ドル相当となり、中国からの全輸入品にあたる。中国側の反発も必至だ。指数は下げ幅を徐々に広げている。
 業種別では、運輸関連が安い。上海国際港務(600018/SH)が4.0%、中国国際航空(601111/SH)が3.9%、中遠海運HD(601919/SH)が3.1%ずつ下落した。ハイテク株も下げが目立つ。指紋認証ICの深セン市匯頂科技(603160/SH)が5.3%安、システム開発の用友網絡(600588/SH)が4.7%安、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が3.6%安で引けた。消費関連株や自動車株、医薬株、セメント株、軍需関連株、金融株なども売られている。
 外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が3.38ポイント(1.18%)安の282.33ポイント、深センB株指数が11.29ポイント(1.15%)安の968.06ポイントで終了した。



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