5日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比46.24ポイント（1.68％）安の2704.34ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、48.50ポイント（1.68％）安の2831.96ポイントで取引を終えている。
　米追加関税が不安視される流れ。中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第3弾（中国製品2000億米ドル相当を対象）を巡っては、意見公募手続きを米時間5日に終了し、その後トランプ大統領は速やかに発動するとの見方が優勢だ。商品市況安も逆風。WTI原油先物は時間外取引で急反落し、上海商品取引所では非鉄や鉄筋など主要産品が軒並み値下りした。
　業種別では、資源・素材が安い。中国神華能源（601088/SH）が2.9％、宝山鋼鉄（600019/SH）が3.0％、洛陽モリブデン（603993/SH）が3.4％、安徽海螺セメント(600585/SH）が3.6％ずつ値を下げた。金融株も下落が目立っている。中国建設銀行（601939/SH）が3.2％安、中国平安保険（601318/SH）が3.1％安、中国人寿保険（601628/SH）が2.5％安で引けた。不動産株、運輸株、自動車株、消費関連株、インフラ関連株、医薬株なども幅広く売られている。
　外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が2.42ポイント（0.84％）安の286.62ポイント、深センB株指数が11.11ポイント（1.11％）安の986.68ポイントで終了した。



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