2018/09/19 13:37
香港前場:ハンセン1.0%高で続伸、上海総合も1.0%上昇
19日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比263.48ポイント(0.97%)高の27348.14ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が158.58ポイント(1.50%)高の10715.56ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は503億7100万香港ドルとなっている(18日前場の売買代金は400億6700万香港ドル)。
米中貿易戦争の過度な警戒感が後退するなか、昨夜の米株が反発したことを好感。トランプ政権は「制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象)を24日に発動する」と発表し、中国は600億米ドル相当の米国製品に関税をかける報復措置を公表したが、市場では「想定より厳しくない内容にとどまった」との声が聞かれた。本土株高も追い風。上海総合指数の上げ幅拡大をにらみながら、香港でも買いの勢いが徐々に増している。
ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.7%高、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が4.4%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.0%高と上げが目立った。
業種別では、石油や石炭などエネルギー関連が高い。中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.6%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.2%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.1%、エン州煤業(1171/HK)が2.6%、中国神華能源(1088/HK)が2.2%ずつ値を上げた。
中国の保険セクターも軒並み上昇。新華人寿保険(1336/HK)が2.8%高、中国平安保険(2318/HK)が2.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.2%高、中国人民保険集団(1339/HK)が1.9%高、衆安在線財産保険(6060/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって1.8%高、中国人寿保険(2628/HK)が1.1%高で引けた。保険各社の月次統計では、収入保険料の伸びが堅調に推移。業績成長が期待された。
空運・海運セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が4.9%高、中国国際航空(753/HK)が2.8%高、中国東方航空(670/HK)が2.6%高、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が2.2%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.5%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.0%高と買われた。
他の個別株動向では、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(2333/HK)が12.6%高と急騰。創業者の魏建軍・董事長は先週13日から17日までの3営業日で、同社株を合計1億香港ドル相当以上を市場内で買い入れている。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%高の2726.27ポイントで前場の取引を終えた。エネルギー株が高い。不動産株、消費関連株、医薬株、運輸株、インフラ関連株、金融株など幅広く物色された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中貿易戦争の過度な警戒感が後退するなか、昨夜の米株が反発したことを好感。トランプ政権は「制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象)を24日に発動する」と発表し、中国は600億米ドル相当の米国製品に関税をかける報復措置を公表したが、市場では「想定より厳しくない内容にとどまった」との声が聞かれた。本土株高も追い風。上海総合指数の上げ幅拡大をにらみながら、香港でも買いの勢いが徐々に増している。
ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.7%高、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が4.4%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.0%高と上げが目立った。
業種別では、石油や石炭などエネルギー関連が高い。中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.6%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.2%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.1%、エン州煤業(1171/HK)が2.6%、中国神華能源(1088/HK)が2.2%ずつ値を上げた。
中国の保険セクターも軒並み上昇。新華人寿保険(1336/HK)が2.8%高、中国平安保険(2318/HK)が2.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.2%高、中国人民保険集団(1339/HK)が1.9%高、衆安在線財産保険(6060/HK)と中国人民財産保険(2328/HK)がそろって1.8%高、中国人寿保険(2628/HK)が1.1%高で引けた。保険各社の月次統計では、収入保険料の伸びが堅調に推移。業績成長が期待された。
空運・海運セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が4.9%高、中国国際航空(753/HK)が2.8%高、中国東方航空(670/HK)が2.6%高、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が2.2%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.5%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.0%高と買われた。
他の個別株動向では、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(2333/HK)が12.6%高と急騰。創業者の魏建軍・董事長は先週13日から17日までの3営業日で、同社株を合計1億香港ドル相当以上を市場内で買い入れている。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%高の2726.27ポイントで前場の取引を終えた。エネルギー株が高い。不動産株、消費関連株、医薬株、運輸株、インフラ関連株、金融株など幅広く物色された。
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