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2018/08/24 13:27

香港前場:ハンセン0.7%安で続落、上海総合は0.4%下落 無料記事

 24日の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比191.00ポイント(0.69%)安の27599.46ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が55.35ポイント(0.51%)安の10759.25ポイントとそろって続落した。半日の売買代金は395億4100万香港ドルに縮小している(23日前場の売買代金は457億3700万香港ドル)。
 米株安を嫌気。米中貿易問題の警戒感が強まるなか、昨夜のNYダウは続落した。米国は23日(日本時間)、中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第2弾(中国からの輸入品160億米ドル相当に25%の追加関税)を発動。これに対抗し、中国側も同規模の報復関税を発動している。米中貿易問題を巡っては、22〜23日の日程で事務レベル協議がワシントンで開催されたが、「大きな進展はなかった」と伝えられ、米国が強硬姿勢を崩すかどうかも不透明だ。また、香港ドルの対米ドル相場が依然として許容変動幅(7.75〜7.85香港ドル)の安値下限近くで推移していることも、域内からの資金流出懸念につながっている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が3.3%安、生命保険業務アジア大手のAIAグループ(1299/HK)が2.8%安、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.6%安と下げが目立った。
 非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。洛陽欒川モリブデン集団(3993/HK)が4.1%安、江西銅業(358/HK)が1.3%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.8%安、鞍鋼(347/HK)が3.4%安、中国建材(3323/HK)が2.1%安、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が1.1%安で引けた。
 中国不動産セクターも安い。華潤置地(1109/HK)が2.3%、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.9%、碧桂園HD(2007/HK)が1.8%、中国金茂HD(817/HK)が1.7%、万科企業(2202/HK)が1.4%ずつ下落した。
 他の個別株動向では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が2.2%安と続落。同社の中間業績は8%増にとどまり、市場予想に届かなかったことが失望された。
 半面、重電メーカーの重慶機電(2722/HK)は1.7%高としっかり。中間業績の17%増益が好感された。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%安の2714.99ポイントで前場の取引を終えた。消費関連株が安い。資源・素材株、ハイテク株、医薬株、自動車株、空運株なども売られた。


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