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2018/09/26 13:25

香港前場:ハンセン1.6%高で反発、上海総合は1.3%上昇 無料記事

 休場明け26日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比451.32ポイント(1.64%)高の27950.71ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が244.01ポイント(2.25%)高の11071.53ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は584億3100万香港ドルに拡大している(24日前場の売買代金は379億7100万香港ドル)。
 中国の政策に対する期待感が強まる流れ。米国との貿易摩擦が激化するなか、中国政府は内需の刺激に力を入れる方針だ。「個人所得税法」の改正など、消費拡大のための施策が相次いでいる。最新の報道では、国家税務総局が専門チームを各省市に派遣し、企業を対象とした各種減税政策の効果を確認する――との情報も伝わっている状況だ。本土株高をにらみながら、香港の各指数は徐々に上げ幅を広げている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.0%高、4.1%高、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が4.2%高と上げが目立った。
 業種別では、食品・飲料、酒造など消費関連が高い。万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.1%、中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.0%、華潤ビールHD(291/HK)が2.8%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.4%ずつ値を上げた。
 本土系金融セクターも軒並み上昇。中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.2%高、新華人寿保険(1336/HK)が4.0%高、招商銀行(3968/HK)が3.7%高、海通証券(6837/HK)が3.6%高で引けた。
 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.27%高の2816.43ポイントで前場の取引を終えた。消費関連株が急伸。金融株やエネルギー株、自動車株、医薬株、インフラ関連株なども買われた。


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