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2018/07/03 13:31

香港前場:ハンセン2.7%安で3日ぶり反落、上海総合は1.3%下落 無料記事

 3日の香港マーケットは大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比789.19ポイント(2.73%)安の28165.92ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も376.55ポイント(3.40%)安の10696.45ポイントと反落した。半日の売買代金は719億5800万香港ドルに拡大している(6月29日前場の売買代金は528億6300万香港ドル)。
 休場中の本土株安が逆風。2日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が2.5%安と急反落し、約2年4カ月ぶりの安値水準に達している。米中貿易摩擦の警戒感、人民元安の進行が改めて売り材料視された格好だ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を再び元安・ドル高の水準に設定。上海外国為替市場では元安の勢いが止まらず、約11カ月ぶりの元安水準で推移している。中国指標の下振れもマイナス。先週末に公表された6月の製造業PMIは、予想(51.6)を下回る51.5だった。
 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産とマカオ・カジノの下げが目立っている。華潤置地(1109/HK)が6.6%安、碧桂園HD(2007/HK)が6.2%安、銀河娯楽集団(27/HK)が7.6%安、金沙中国(1928/HK)が6.6%安で引けた。デベロッパー関連に関しては、中国本土で不動産引き締めの動きが相次いでいることを売り材料視している。カジノ関連については、マカオの5月カジノ売上高が前年同月比で12.5%増にとどまり、伸びが市場予想(15%増)を下回ったことが嫌気された。時価総額上位の金融株、ハイテク株、エネルギー株なども大幅に値下がりしている。
 元安がデメリットとなる紙・パルプ、空運セクターも安い。玖龍紙業(2689/HK)が6.5%、理文造紙(2314/HK)が5.8%、中国南方航空(1055/HK)が9.9%、中国東方航空(670/HK)が9.2%、中国国際航空(753/HK)が7.9%ずつ下落した。紙製品各社は原料を輸入し、空運各社はドル建て債務の比率が高い。業績に対する悪影響が懸念された。
 非鉄やセメント、鉄鋼など景気動向に敏感な素材セクターもさえない。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)と江西銅業(358/HK)がそろって4.6%安、中国建材(3323/HK)が6.7%安、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が6.2%安、鞍鋼(347/HK)が6.6%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.0%安と値を下げた。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.27%安の2740.27ポイントで前場の取引を終えた。空運株が急落。消費関連株、バイオ医薬関連株、ITハイテク関連株、資源・素材株、不動産株、自動車株なども売られた。



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