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2018/08/06 13:45

香港前場:ハンセン0.7%高で6日ぶり反発、上海総合は0.8%下落 無料記事

 週明け6日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比193.75ポイント(0.70%)高の27870.07ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が28.84ポイント(0.27%)高の10722.63ポイントとそろって6日ぶりに反発した。半日の売買代金は452億9900万香港ドルとなっている(3日前場の売買代金は473億8900万香港ドル)。
 米株高が追い風。米主要企業の好決算が相次ぐなかで、先週末のNYダウは反発した。ハンセン指数は先週末まで5日続落し、約10カ月ぶりの安値を切り下げていただけに、値ごろ感も着目されている。香港上場企業の決算報告が進むなか、業績に期待した買いもみられた。人民元の先安感がやや後退したこともプラス。中国人民銀行(中央銀行)が3日、人民元取引の規制を強化したことを受け、この日の上海外国為替市場では元相場が上昇して推移している。
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が2.6%高、生命保険業務アジア大手のAIAグループ(1299/HK)が2.0%高、金融大手グループHSBC(5/HK)と香港地場の恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)がそろって1.5%高と上げが目立っている。時価総額上位のネット株や本土系銀行株、ハイテク株などもしっかり。長江和記実業に関しては、中間期の増益決算と配当の増額見通しが引き続き手がかりとなっている。また、HSBCと恒生銀行は本日中に中間決算を報告する予定だ。
 中国不動産セクターも買われる。雅居楽地産HD(3383/HK)が2.7%高、恒大地産集団(3333/HK)が1.9%高、碧桂園HD(2007/HK)と広州富力地産(2777/HK)がそろって1.3%高と上昇した。
 一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.77%安の2719.38ポイントで前場の取引を終えた。非鉄や鉄鋼の素材株が安い。不動産株、石炭株、医薬株、消費関連株なども売られた。半面、時価総額上位の金融株は値上がりしている。



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