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2018/07/17 13:47

香港前場:ハンセン1.0%安で4日ぶり反落、上海総合も1.0%下落 無料記事

 17日の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比284.81ポイント(1.00%)安の28254.85ポイントと4日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が114.21ポイント(1.07%)安の10590.05ポイントと3日続落した。半日の売買代金は412億3900万香港ドルとなっている(16日前場の売買代金は404億9500万香港ドル)。
 原油安が逆風。WTI原油先物は昨夜、前日比4.2%安と急反落している。主要産油国ロシアが増産に動くとの思惑が強まるなか、原油相場の先安が意識された。前日公表された中国経済指標が総じて弱い内容だったことも、引き続き相場の重しとなっている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油関連がさえない。業界大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.8%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.5%安で引けた。時価総額上位の本土系銀行株も値下がりしている。
 ハイテク関連セクターも安い。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.1%、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が1.8%、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.1%、同業の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が1.8%、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.4%ずつ下落した。
 医薬セクターも下げが目立つ。広州白雲山医薬集団(874/HK)が4.4%安、石薬集団(1093/HK)が3.5%安、薬明生物技術(2269/HK)が3.0%安、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.9%安、康哲薬業HD(867/HK)が2.7%安、上海医薬集団(2607/HK)が2.3%安、中国生物製薬(1177/HK)が2.0%安と売られた。
 本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%安の2785.75ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク関連株が安い。資源・素材株、消費関連株、不動産株、自動車株、銀行株、インフラ関連株なども売られた。



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