2018/07/20 13:28
香港前場:ハンセン0.5%安で4日続落、上海総合は0.1%下落
20日の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比152.63ポイント(0.54%)安の27858.23ポイントと4日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が37.56ポイント(0.36%)安の10485.68ポイントと6日続落した。半日の売買代金は447億8800万香港ドルとなっている(19日前場の売買代金は417億4100万香港ドル)。
元安が不安視される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を7日連続で元安方向に設定した。オフショア(中国本土外)の外国為替市場でも元安が進行し、約1年1カ月ぶりの低い水準で推移している。米国の追加関税に対抗するため、中国は元安に誘導している(輸出企業を後押しする)との観測も流れた。米中貿易摩擦が長期化する――との警戒感も強まっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が4.6%安、華潤置地(1109/HK)が3.5%安、中国海外発展(688/HK)が2.5%安とそろって続落した。不動産各社はドル建ての海外起債が比較的に多いとされるため、実質負担増による業績圧迫が懸念されている。ハイテク関連も安い。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.9%、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が2.5%ずつ下落した。
非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターもさえない。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.2%安、江西銅業(358/HK)が1.2%安、北京金隅集団(BBMG:2009/HK)が3.3%安、中国建材(3323/HK)が1.1%安、鞍鋼(347/HK)が3.3%安と値を下げた。
中国自動車セクターも売られる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.5%安、吉利汽車HD(175/HK)と北京汽車(1958/HK)がそろって2.1%安、長城汽車(2333/HK)が1.8%安、東風汽車集団(489/HK)が1.4%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.0%安で引けた。
本土マーケットは6日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%安の2769.20ポイントで前場の取引を終えた。不動産株が安い。海運株、ハイテク株、医薬株、自動車株、鉄鋼株、インフラ関連株なども下げた。半面、金融株、公益株、石油株などはしっかり。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
元安が不安視される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を7日連続で元安方向に設定した。オフショア(中国本土外)の外国為替市場でも元安が進行し、約1年1カ月ぶりの低い水準で推移している。米国の追加関税に対抗するため、中国は元安に誘導している(輸出企業を後押しする)との観測も流れた。米中貿易摩擦が長期化する――との警戒感も強まっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が4.6%安、華潤置地(1109/HK)が3.5%安、中国海外発展(688/HK)が2.5%安とそろって続落した。不動産各社はドル建ての海外起債が比較的に多いとされるため、実質負担増による業績圧迫が懸念されている。ハイテク関連も安い。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.9%、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が2.5%ずつ下落した。
非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターもさえない。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.2%安、江西銅業(358/HK)が1.2%安、北京金隅集団(BBMG:2009/HK)が3.3%安、中国建材(3323/HK)が1.1%安、鞍鋼(347/HK)が3.3%安と値を下げた。
中国自動車セクターも売られる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.5%安、吉利汽車HD(175/HK)と北京汽車(1958/HK)がそろって2.1%安、長城汽車(2333/HK)が1.8%安、東風汽車集団(489/HK)が1.4%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.0%安で引けた。
本土マーケットは6日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%安の2769.20ポイントで前場の取引を終えた。不動産株が安い。海運株、ハイテク株、医薬株、自動車株、鉄鋼株、インフラ関連株なども下げた。半面、金融株、公益株、石油株などはしっかり。
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