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2021/12/21 13:33

香港前場:ハンセン0.5%高で3日ぶり反発、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 21日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比121.10ポイント(0.53%)高の22865.96ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が52.45ポイント(0.65%)高の8095.19ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は549億6680万香港ドルにやや縮小している(20日前場は636億1940万香港ドル)。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。昨日のマーケットでは、ハンセン指数が連日で年初来安値を更新し、昨年3月以来、約1年9カ月ぶりの安値水準を付けている。中国経済対策の期待感も根強い。複数の現地メディアはアナリストの分析を引用し、銀行貸し出し指標の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」追加引き下げ見通しを伝えた。LPRは20日、1年物が20カ月ぶりに引き下げられている(3.85→3.80%)。市場の一部からは、「金融緩和が物足りない」との声も聞かれていた。ただ、上値は限定的。世界的に新型コロナウイルス感染が拡大し、行動規制も強化されていることが不安材料だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(信義ガラス:868/HK)が6.1%高、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が5.7%高、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%高と上げが目立った。信義ガラスに関しては、通期決算が70〜85%増益に達するとの自社見通しが支援材料となっている。
 セクター別では、デベロッパーや管理サービスの不動産が高い。上記した碧桂園HDのほか、融創中国HD(SUNACチャイナ:1918/HK)が9.0%、花様年HD集団(1777/HK)が8.3%、世茂服務HD(873/HK)が8.4%、融創服務HD(1516/HK)が7.1%ずつ上昇した。格付け会社が部分的デフォルト(債務不履行)を認定している花様年HD集団については、債務問題の不安感がやや薄らいでいる。同社は20日引け後、子会社が発効した元建て債に関し、償還期限や利払いの一部延長で合意したと報告した。
 鉄鋼やセメントの素材セクターもしっかり。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.1%高、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が1.7%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が1.5%高、中国建材(3323/HK)が3.0%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.6%高で引けた。
 一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3608.48ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。自動車株、エネルギー株、公益株、金融株なども買われた。半面、半導体株は安い。食品飲料株も売られた。



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