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2021/09/02 17:42

香港大引:ハンセン0.2%高で4日続伸、アリババ系に買い 無料記事

 2日の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比62.14ポイント(0.24%)高の26090.43ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が69.98ポイント(0.75%)高の9341.30ポイントと5日続伸した。売買代金は1710億7460万香港ドルとなっている(1日は1818億3370万香港ドル)。
 中国政府の経済対策に対する期待感が相場を支える流れ。官民が公表した8月の中国製造業PMIがそろって市場予想を大幅に下回る中、景気の落ち込みを回避するため、中国当局は財政・金融政策を強める――との思惑が広がった。市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれている。また、ネット株を中心とした当局の締め付けに対し、各企業が融和に務めていることも過度な不安を後退させた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が3.6%高、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.5%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が3.1%高と上げが目立った。アリババについては、傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)が10月にも、中国の国有企業と信用スコア会社を共同設立するもよう――と伝わったことなどが支援材料。当局の求めに応じたことで、アントは新規株式公開(IPO)の再開も視野に入るという。
 セクター別では、ゼネコンや素材などインフラ建設関連が高い。中国建築国際集団(3311/HK)が8.1%、中国中鉄(390/HK)が8.0%、中国交通建設(1800/HK)が6.4%、中国鉄建(1186/HK)が4.5%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が5.3%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.0%、北京金隅集団(BBMG:2009/HK)が3.5%、中国西部水泥(西部セメント:2233/HK)が2.4%ずつ上昇した。財政部が1日公表したデータにより、8月の地方債発行が加速したことが判明している。インフラ投資が進むと期待された。
 太陽光や風力など再生可能エネルギー発電の関連銘柄群も物色される。上記した信義光能のほか、新特能源(シンター・エナジー:1799/HK)が21.7%高、中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が11.5%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が22.1%高、新疆金風科技(2208/HK)が18.7%高と急伸した。
 一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.84%高の3597.04ポイントで取引を終了した。インフラ建設関連株が高い。資源・素材株、不動産株、金融株、自動車株、公益株、半導体株なども買われた。半面、医薬品株は安い。食品飲料株、海運株、ITソフトウエア株も売られた。




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