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2022/01/10 13:32

香港前場:ハンセン0.8%高で3日続伸、上海総合は0.3%上昇 無料記事

 週明け10日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比193.72ポイント(0.82%)高の23687.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が95.64ポイント(1.16%)高の8326.92ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は797億1250万香港ドルとなっている(7日前場は742億9680万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国内景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局は景気テコ入れに動くとの見方が広がっている。先週は、デベロッパーに対する融資規制が緩和されるとの観測が流れた。資金繰り難の不動産企業は、国有企業などに資産売却をしやすくなる。また、ネット企業に対する監督管理の強化など、産業統制の動きもそろそろ一巡すると楽観された。ハンセン科技(テック)指数は先週5日に指数公表以来の安値を更新した後、見直し買いが続いている。前場は2.0%高と3日続伸し、他の指数をアウトパフォームした。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄が急伸。科技指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が11.6%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が9.7%高、オンライン医療サービスの京東健康(JDヘルス・インターナショナル:6618/HK)が8.9%高と上げが目立った。
 医薬品セクターも高い。康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が8.4%、四環医薬HD集団(460/HK)が7.5%、石薬集団(1093/HK)が6.2%、中国生物製薬(1177/HK)が5.8%ずつ上昇した。
 デベロッパーや管理サービスの不動産セクターもしっかり。雅居楽集団HD(3383/HK)が2.8%高、世茂集団HD(813/HK)が2.6%高、融創服務HD(1516/HK)が2.8%高、保利物業発展(6049/HK)が2.7%高と値を上げた。世茂集団については、住宅、商業施設を含む全国各地の不動産プロジェクトを売却する方針――と伝わったことも材料視されている。同社の傘下企業は先週、信託会社から受けていた融資の支払いを期日までに実行できず、デフォルト(債務不履行)が発生していた。
 香港拠点の金融セクターも物色される。HSBC(5/HK)が2.6%高、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が2.4%高、東亜銀行(23/HK)が2.2%高で前場取引を終えた。HSBCに関しては、7日のロンドン市場で自社株買いを実施したことも好感されている。
 半面、発電や設備の電力セクターはさえない。華潤電力HD(836/HK)が2.1%安、中国電力国際発展(2380/HK)が1.9%安、ハルビン電気(1133/HK)が2.3%安で引けた。
 一方、本土マーケットは5日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.25%高の3588.40ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が高い。医薬品株、素材株、不動産株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。海運株、公益株、銀行・保険株の一角も売られた。


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