2021/11/16 16:37
中国大引:上海総合0.3%安で続落、景気敏感株が下げ主導
16日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比11.52ポイント(0.33%)安の3521.79ポイント(上海A株指数は0.33%安の3690.92ポイント)と続落した。
中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。前日公表された10月の各種経済統計では、不動産関連の指標が軒並み低迷した。不動産業の落ち込みが鮮明化する中、経済全体に対する悪影響も懸念されている。米中首脳のオンライン会談が波乱なく終了し、両国関係の改善期待が強まる中で買われる場面がみられたものの、上値は重く、指数は中盤から再びマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
景気動向に敏感な資源・素材株が下げを主導。洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%安、宝山鋼鉄(600019/SH)と安徽海螺セメント(600585/SH)がそろって2.8%安で引けた。
不動産株もさえない。新城控股集団(601155/SH)が1.7%安、格力地産(600185/SH)が1.1%安で取引を終えた。自動車株、ハイテク株、公益株、銀行株、防衛関連株なども売られている。
半面、医薬品株は高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が5.3%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が4.4%、薬明康徳(603259/SH)が3.9%ずつ上昇した。海運株、保険株、食品飲料株も買われている。
そのほか、仮想空間技術「メタバース」関連株の一角も物色された。新国脈(600640/SH)が3.8%高。前日はストップ高している。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.31ポイント(0.11%)高の273.31ポイント、深センB株指数が1.18ポイント(0.10%)安の1160.22ポイントで終了した。
中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。前日公表された10月の各種経済統計では、不動産関連の指標が軒並み低迷した。不動産業の落ち込みが鮮明化する中、経済全体に対する悪影響も懸念されている。米中首脳のオンライン会談が波乱なく終了し、両国関係の改善期待が強まる中で買われる場面がみられたものの、上値は重く、指数は中盤から再びマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
景気動向に敏感な資源・素材株が下げを主導。洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%安、宝山鋼鉄(600019/SH)と安徽海螺セメント(600585/SH)がそろって2.8%安で引けた。
不動産株もさえない。新城控股集団(601155/SH)が1.7%安、格力地産(600185/SH)が1.1%安で取引を終えた。自動車株、ハイテク株、公益株、銀行株、防衛関連株なども売られている。
半面、医薬品株は高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が5.3%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が4.4%、薬明康徳(603259/SH)が3.9%ずつ上昇した。海運株、保険株、食品飲料株も買われている。
そのほか、仮想空間技術「メタバース」関連株の一角も物色された。新国脈(600640/SH)が3.8%高。前日はストップ高している。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.31ポイント(0.11%)高の273.31ポイント、深センB株指数が1.18ポイント(0.10%)安の1160.22ポイントで終了した。