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2022/02/17 13:48

香港前場:ハンセン0.6%安で反落、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 17日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比154.40ポイント(0.62%)安の24564.50ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が48.16ポイント(0.55%)安の8630.78ポイントとそろって反落した。売買代金は559億9720万香港ドルとなっている(16日前場は553億2360万香港ドル)。
 東欧地域の地政学リスクを意識し、投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。ロシアメディアは17日(日本時間)、「ウクライナ軍は親ロシア派が多い東部地区に砲撃した」などと報じた。中国経済対策の期待感などで小高く推移していたものの、指数は前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(信義ガラス:868/HK)が2.3%安、通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)と域内大手行の中銀香港(2388/HK)がそろって2.2%安と下げが目立った。
 セクター別では、旅客輸送関連が安い。中国国際航空(753/HK)が3.4%、中国南方航空(1055/HK)が1.7%、中国東方航空(670/HK)が1.5%、海南美蘭国際空港(旧・瑞港国際機場集団:357/HK)が2.9%、北京首都国際機場(北京首都空港:694/HK)が2.5%ずつ下落した。
 不動産管理サービスの銘柄群も急落。世茂服務HD(873/HK)が5.3%安、保利物業発展(6049/HK)が4.3%安、融創服務HD(1516/HK)が2.3%安、碧桂園服務HD(6098/HK)が2.2%安と値を下げた。
 教育サービスの銘柄群もさえない。中国東方教育HD(667/HK)が4.3%安、民生教育集団(1569/HK)が2.2%安、新東方教育科技集団(9901/HK)が1.4%安で前場取引を終えた。
 半面、食品飲料関連はしっかり。中糧家佳康食品(COFCOジョイカム・フーズ:1610/HK)が1.7%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が1.4%、中国旺旺HD(151/HK)と農夫山泉(ノンフー・スプリング:9633/HK)がそろって1.2%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%高の3477.82ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が高い。素材株、公益株、銀行株、食品飲料株、自動車株、医薬品株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、空運株も買われた。



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