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2021/12/20 16:27

中国大引:上海総合1.1%安で続落、自動車とハイテクに売り 無料記事

 週明け20日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.76ポイント(1.07%)安の3593.60ポイント(上海A株指数は1.07%安の3766.39ポイント)と続落した(約2週ぶりの安値水準)。
 中国の新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会の最新データによれば、20日に報告を受けた19日の新規感染は102人に上り、18日の83人からさらに拡大した。市中感染も散発している。北京冬季五輪の開催を来年2月に控える中、当局は北京市など一部都市で厳しい移動制限を発令。経済活動が停滞すると懸念された。金融緩和の動きを手がかりに指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重く、中盤から再びマイナスに転じている。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を20カ月ぶりに引き下げた(3.85→3.80%)(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、自動車の下げが目立つ。広州汽車集団(601238/SH)が6.4%安、金杯汽車(600609/SH)が3.4%安、長城汽車(601633/SH)が2.7%安で引けた。
 ハイテク株も安い。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.2%、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.4%、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.3%ずつ下落した。資源・素材株、公益株、医薬品株、金融株、空運株なども売られている。
 半面、不動産株はしっかり。華夏幸福基業投資開発(600340/SH)が4.0%、保利地産(600048/SH)が1.9%、金地集団(600383/SH)が1.2%ずつ上昇した。海運株、食品・飲料株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.23ポイント(1.15%)安の277.77ポイント、深センB株指数が21.66ポイント(1.83%)安の1159.95ポイントで終了した。

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