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2022/01/03 13:33

香港前場:ハンセン0.6%安で3日ぶり反落、中国不動産セクターに売り 無料記事

 新年初商い3日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比144.98ポイント(0.62%)安の23252.69ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も69.81ポイント(0.85%)安の8166.54ポイントと反落した。売買代金は411億8820万香港ドルとなっている(半日立会の12月31日は576億2050万香港ドル)。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響が警戒される流れ。中国国家衛生健康委員会の最新発表(3日付)によると、今月2日に確認された新型コロナの新規感染者は161人となった。前日(191人)から減少したものの、高水準での推移が続いている。大規模なロックダウン(都市封鎖)が12月23日に始まった西安市では、1日まで8日連続で、100人を超える新規感染者が確認された。北京五輪の開催を来月に控え、中国は行動抑制を強めている。経済活動縮小の懸念が改めて意識された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が7.9%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が6.2%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.5%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が5.5%安と下げが目立った。申洲国際集団に関しては、一部生産拠点にコロナ流行の影響が出ていることを売り材料視している。
 セクター別では、管理サービスやデベロッパーの中国不動産が安い。上記した碧桂園服務のほか、融創服務HD(1516/HK)が12.7%、融創中国HD(1918/HK)が10.9%、世茂房地産HD(813/HK)が10.4%ずつ下落した。なお、流動性危機に直面する中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ:3333/HK)は本日、取引を一時停止。「内部情報を開示する予定」としているが、詳細は不明だ。
 家電セクターの一角もさえない。創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が3.5%安、テレビメーカー中国大手のTCL電子HD(TCLエレクトロニクス・ホールディングス:1070/HK)が2.5%安、海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)が1.7%安で引けた。
 半面、発電や設備の電力セクターは高い。華電国際電力(1071/HK)が4.7%、華能国際電力(902/HK)が4.0%、ハルビン電気(1133/HK)が6.8%、東方電気(1072/HK)が3.7%ずつ上昇した。
 ゼネコンやプラント建設、エンジニアリングなどインフラ関連もしっかり。中国建築国際集団(3311/HK)が2.7%高、中国鉄建(1186/HK)が1.4%高、中国建中リョ国際工程(2068/HK)が6.3%高、中国冶金科工(1618/HK)が2.5%高と値を上げた。産業支援の動きを好感。国家発展改革委員会のウェブサイトに12月31日、国内の不動産投資信託(REIT)市場を活性化させる取り組みが掲載されている。REITを通じ、インフラ投資を加速させる方針だ。
 海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターも物色される。東方海外(316/HK)が6.0%高、中遠海運HD(1919/HK)が5.8%高、勝獅貨櫃(シンガマス・コンテナ:716/HK)が4.3%高、中遠海運発展(2866/HK)が1.4%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは新暦の正月で休場。あす4日に取引再開する。


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