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2021/11/08 16:44

中国大引:上海総合0.2%高で反発、旅行関連に買い 無料記事

 週明け8日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.06ポイント(0.20%)高の3498.63ポイント(上海A株指数は0.20%高の3666.72ポイント)と反発した。
 経済活動正常化の期待で買われる流れ。中国は今月2日、新型コロナウイルスの新規感染者数が約3カ月ぶりに100人を超えたものの、週末3日間(4〜6日)は大幅に減少した(国内感染は計158人)。中国輸出の上振れもプラス。中国海関総署(税関)が7日発表した10月の貿易統計では、人民元建て輸出額が前年同月比で20.3%増加し、予想の17.1%と前月の19.9%を上回った。ただ、上値は限定的。北京市では8〜11日にかけて、中国共産党の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が開かれる。政策動向を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因として意識された。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、旅行関連の上げが目立つ。北京首旅酒店(600258/SH)がストップ高、広州白雲国際機場(広州白雲国際空港:600004/SH)が9.2%高、中国国際航空(601111/SH)が8.4%高、西蔵旅遊(600749/SH)が4.8%高で引けた。
 自動車株もしっかり。安徽江淮汽車集団(江淮汽車:600418/SH)が4.0%、上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が1.2%ずつ上昇した。石炭・石油株、資源・素材株、不動産株、保険・証券株なども買われている。
 半面、医薬品株は安い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.2%、上海復星医薬集団(600196/SH)が4.0%、薬明康徳(603259/SH)が2.8%ずつ下落した。発電株、食品飲料株、半導体株、銀行株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.50ポイント(0.56%)高の270.00ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.40%)高の1158.96ポイントで終了した。


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