2021/11/24 17:45
香港大引:ハンセン0.1%高で6日ぶり反発、エネルギーと発電に買い
24日の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.92ポイント(0.14%)高の24685.50ポイントと6日ぶりに反発する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は32.85ポイント(0.37%)安の8773.18ポイントと6日続落した。売買代金は1373億6880万香港ドルとなっている(23日は1298億6100万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が相場を支えた。工業和信息化部(工業情報化部)と中国人民銀行(中央銀行)は、中小企業の支援策を拡充していく方針をそれぞれ発表している。ただ、全体としては上値が重い。米金利の上昇加速や、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などが不安視された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.0%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)とバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)がそろって2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、エネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.6%、エン州煤業(1171/HK)が4.2%、中国神華能源(1088/HK)が2.7%、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.3%、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が2.4%ずつ上昇した。
発電セクターもしっかり。華潤電力HD(836/HK)が8.4%高、中国電力国際発展(2380/HK)が8.3%高、華能国際電力(902/HK)が5.4%高で引けた。李克強首相が「電力不足の問題は解決する」と発言したことなどを材料視している。
そのほか、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が10.1%高。7〜9月期決算の売上高上振れ、10〜12月期の販売拡大見通しが材料視された。ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)も5.2%高と急伸。同社の7〜9月期決算は赤字継続だったものの、市場予想ほどではなく、前期からは大幅縮小した。
半面、中国不動産セクターは安い。中国恒大集団(3333/HK)が5.1%、融創中国HD(1918/HK)が4.0%、広州富力地産(2777/HK)が2.9%ずつ下落した。
半導体セクターもさえない。ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.5%安、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が2.4%安、華虹半導体(1347/HK)が1.6%安で取引を終えた。
決算下振れのスマートフォン大手、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)は7.0%安。同社が報告した四半期(7〜9月期)決算では、純利益が前年同期比84%減の7億9200万人民元に落ち込み、市場予想(54億7000万人民元)を大幅に下回った。
一方、本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%高の3592.70ポイントで取引を終了した。資源・素材株が相場をけん引する。不動産株、金融株、公益株、医薬品株、食品飲料株なども買われた。半面、自動車株は安い。半導体株、運輸株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済対策の期待感が相場を支えた。工業和信息化部(工業情報化部)と中国人民銀行(中央銀行)は、中小企業の支援策を拡充していく方針をそれぞれ発表している。ただ、全体としては上値が重い。米金利の上昇加速や、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などが不安視された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.0%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)とバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)がそろって2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、エネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.6%、エン州煤業(1171/HK)が4.2%、中国神華能源(1088/HK)が2.7%、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.3%、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が2.4%ずつ上昇した。
発電セクターもしっかり。華潤電力HD(836/HK)が8.4%高、中国電力国際発展(2380/HK)が8.3%高、華能国際電力(902/HK)が5.4%高で引けた。李克強首相が「電力不足の問題は解決する」と発言したことなどを材料視している。
そのほか、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が10.1%高。7〜9月期決算の売上高上振れ、10〜12月期の販売拡大見通しが材料視された。ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)も5.2%高と急伸。同社の7〜9月期決算は赤字継続だったものの、市場予想ほどではなく、前期からは大幅縮小した。
半面、中国不動産セクターは安い。中国恒大集団(3333/HK)が5.1%、融創中国HD(1918/HK)が4.0%、広州富力地産(2777/HK)が2.9%ずつ下落した。
半導体セクターもさえない。ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.5%安、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が2.4%安、華虹半導体(1347/HK)が1.6%安で取引を終えた。
決算下振れのスマートフォン大手、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)は7.0%安。同社が報告した四半期(7〜9月期)決算では、純利益が前年同期比84%減の7億9200万人民元に落ち込み、市場予想(54億7000万人民元)を大幅に下回った。
一方、本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%高の3592.70ポイントで取引を終了した。資源・素材株が相場をけん引する。不動産株、金融株、公益株、医薬品株、食品飲料株なども買われた。半面、自動車株は安い。半導体株、運輸株も売られた。
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