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2022/02/18 16:34

中国大引:上海総合0.7%高で4日続伸、不動産セクターに買い 無料記事

 18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比22.72ポイント(0.66%)高の3490.76ポイント(上海A株指数は0.66%高の3658.51ポイント)と4日続伸した。
 中国経済対策の期待感が持続する流れ。国内経済の成長鈍化が警戒される中、当局は景気テコ入れスタンスを強めるとの見方が広がっている。中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は先ごろ、緩和的な金融政策を柔軟に維持していく方針を示した。産業支援の動きも支援材料。中原地産研究院の最新調査によれば、年初来で各地方政府が発表した不動産関連政策は約80件に上り、うち住宅市場の安定を目的とする支援策が40件近くを占めた。新型コロナウイルス感染再拡大や、ウクライナ情勢の不透明感などで弱含む場面がみられたものの、下値は堅く、指数は終盤に入り上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の上げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が6.8%高、金地集団(600383/SH)が6.5%高、保利地産(600048/SH)が5.4%高で引けた。
 石炭株も高い。陝西煤業(601225/SH)が4.7%、エン鉱能源(600188/SH)が3.4%、中国神華能源(601088/SH)が1.9%ずつ上昇した。金融株、インフラ建設関連株、素材株、医薬品株、食品飲料株、運輸株なども買われている。
 半面、ハイテク株は安い。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が1.7%、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が1.4%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.2%ずつ下落した。自動車株、防衛関連株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.62ポイント(0.57%)高の286.37ポイント、深センB株指数が0.55ポイント(0.05%)安の1155.16ポイントで終了した。




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