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2021/12/16 16:31

中国大引:上海総合0.8%高で3日ぶり反発、石炭株に買い 無料記事

 16日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比27.39ポイント(0.75%)高の3675.02ポイント(上海A株指数は0.75%高の3851.90ポイント)と3日ぶりに反発した。
 経済対策の期待感が支えとなる流れ。15日に開催された国務院(政府)の常務会議では、景気テコ入れに向けて、中小・零細企業に対する金融支援を強化することが決定された。また市場では、来週20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関し、20カ月ぶりに引き下げられるとの観測も浮上している。指数は徐々に上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、石炭が急伸。エン州煤業(600188/SH)と中国中煤能源(601898/SH)がそろってストップ高、中国神華能源(601088/SH)が6.9%高、陝西媒業(601225/SH)が6.7%高で引けた。エン州煤業に関しては、向こう5〜10年の発展戦略公表も刺激材料となっている。
 鉄鋼やセメント、非鉄など素材株もしっかり。宝山鋼鉄(600019/SH)が6.7%、華新水泥(600801/SH)が2.0%、中国アルミ(601600/SH)が2.2%、江西銅業(600362/SH)が1.9%ずつ値を上げている。インフラ関連株、ハイテク株、公益株、運輸株、不動産株、金融株、自動車株なども買われた。
 そのほか、仮想空間技術「メタバース」(中国語:元宇宙)関連と目された銘柄群も物色される。新国脈(600640/SH)と吉視伝媒(601929/SH)がそろってストップ高、絲路視覚(300556/SZ)が4.4%高、中文在線(300364/SZ)が2.1%高で取引を終えた。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.06ポイント(0.73%)高の284.01ポイント、深センB株指数が0.48ポイント(0.04%)高の1192.80ポイントで終了した。



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