2022/02/16 13:30
香港前場:ハンセン1.3%高で4日ぶり反発、上海総合は0.7%上昇
16日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比309.51ポイント(1.27%)高の24665.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が129.15ポイント(1.51%)高の8657.42ポイントとそろって4日ぶりに反発した。売買代金は553億2360万香港ドルとなっている(15日前場は563億9510万香港ドル)。
米株高が好感される流れ。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクがひとまず後退する中、昨夜の米株は4日ぶりに急反発した。中国のインフレ懸念もやや薄らぐ。朝方公表された1月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率がそれぞれ事前予想以上に前月から鈍化した。金融緩和の余地が広がると期待されている。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技指数は1.9%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が10.4%高、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が6.7%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.1%高と上げが目立っている。
中国自動車セクターも急伸。小鵬汽車(9868/HK)が6.6%高、長城汽車(2333/HK)が4.4%高、理想汽車(リ・オート:2015/HK)が3.8%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.2%高で引けた。
空運・海運セクターも高い。国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.9%、中国東方航空(670/HK)が3.1%、中国南方航空(1055/HK)が2.3%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.1%、中遠海運HD(1919/HK)が2.1%ずつ上昇した。
マカオ・カジノも物色される。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.0%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.9%高、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が2.8%高、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が2.7%高で前場取引を終えた。「カジノ法」改正案の審議前倒しが材料視される。不透明感の早期払しょくが意識された。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.69%高の3469.85ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。インフラ関連株、素材株、医薬品株、運輸株、自動車株、金融株、公益株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。半導体株の一角も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高が好感される流れ。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクがひとまず後退する中、昨夜の米株は4日ぶりに急反発した。中国のインフレ懸念もやや薄らぐ。朝方公表された1月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率がそれぞれ事前予想以上に前月から鈍化した。金融緩和の余地が広がると期待されている。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技指数は1.9%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が10.4%高、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が6.7%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.1%高と上げが目立っている。
中国自動車セクターも急伸。小鵬汽車(9868/HK)が6.6%高、長城汽車(2333/HK)が4.4%高、理想汽車(リ・オート:2015/HK)が3.8%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.2%高で引けた。
空運・海運セクターも高い。国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.9%、中国東方航空(670/HK)が3.1%、中国南方航空(1055/HK)が2.3%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.1%、中遠海運HD(1919/HK)が2.1%ずつ上昇した。
マカオ・カジノも物色される。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.0%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.9%高、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が2.8%高、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が2.7%高で前場取引を終えた。「カジノ法」改正案の審議前倒しが材料視される。不透明感の早期払しょくが意識された。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.69%高の3469.85ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。インフラ関連株、素材株、医薬品株、運輸株、自動車株、金融株、公益株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。半導体株の一角も売られた。
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