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2022/03/17 13:28

香港前場:ハンセン5.8%高で続伸、上海総合は2.6%上昇 無料記事

 17日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比1163.47ポイント(5.79%)高の21250.97ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が432.41ポイント(6.28%)高の7321.86ポイントとそろって大幅続伸した。売買代金は1766億1150万香港ドルに拡大している(16日前場は1115億7070万香港ドル)。
 内外環境の改善で投資家のリスク選好が強まる流れ。米国では景気先行き不安が後退している。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、FOMCの利上げ決定に関し、「米経済の足かせになることはない」などと説明した。中国では劉鶴・副首相が16日、「市場に有利な政策を積極的に打ち出す」と強調したことに続き、金融部局が相次いで市場の安定化に関する方針を表明している。うち中国人民銀行(中央銀行)は17日、主導的な金融政策を実施し、新規融資の適度な増加を促す方針を明らかにした。これを受けて市場では、預金準備率引き下げや利下げの可能性が高まったとの見方が出ている。そのほか、財政部は年内の「不動産税」(個人向け固定資産税)本格導入を見送る方針を示した。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄が連日で急騰。ハンセン科技指数は7.3%高と他の指数を大幅にアウトパフォームした(構成銘柄30は全て上昇)。個別では、不動産開発業者向けソフトウエアの明源雲集団HD(909/HK)が51.4%高、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が28.3%高、インターネット検索中国最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が17.5%高、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が15.3%高と上げが目立った。重複上場するビリビリは16日引け後、自社の上場形態について、香港市場を主要市場に変更し、米ナスダックとの「デュアルプライマリー上場」の形に切り替える方針を明らかにしている。
 デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が47.6%、合景泰富集団HD(1813/HK)が23.4%、世茂集団HD(813/HK)が25.1%、融創服務HD(1516/HK)が32.9%、碧桂園服務HD(6098/HK)が25.9%ずつ上昇した。
 非鉄や鉄鋼、セメントなど景気動向に敏感な素材セクターも急伸。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が11.2%高、江西銅業(358/HK)が7.6%高、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が9.7%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が7.7%高、中国建材(3323/HK)が7.2%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が6.2%高で引けた。洛陽モリブデン集団は16日引け後、今年1〜2月の生産状況を公表し、主要製品の増産実績を明らかにしている。
 医薬品セクターも買われる。薬明生物技術(ウーシーバイオロジクス:2269/HK)が16.7%高、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が10.7%高、中国生物製薬(1177/HK)が9.0%高、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が8.3%高で前場取引を終えた。バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬については、通期利益が5倍に拡大するとの見通しも引き続き材料視されている。
 一方、本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.59%高の3252.96ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。医薬品株、金融株、素材株、消費関連株、ハイテク株、素材株、インフラ関連株なども買われた。



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