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2022/04/13 16:36

中国大引:上海総合0.8%安で反落、ハイテクと医薬に売り 無料記事

 13日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比26.51ポイント(0.82%)安の3186.82ポイント(上海A株指数は0.83%安の3339.98ポイント)と反落した。
 行動抑制の長期化が警戒される流れ。上海市で12日に確認された新型コロナウイルス新規感染が2万6330人に上り、再び過去最多を再び更新した。中国輸出の上振れを好感し、指数は一時プラス圏に浮上したが、買いの勢いは続かず、再びマイナスに展いている。昼頃公表された今年3月の貿易統計では、輸入が人民元ベースで1.7%減少(予想は6.3%増)する一方、輸出は予想(12.1%増)をやや上回って12.9%拡大した。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が5.6%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.9%安、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.1%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が2.7%安で引けた。
 医薬品株も安い。上海復星医薬集団(600196/SH)が6.5%、薬明康徳(603259/SH)が4.4%、北京同仁堂(600085/SH)が4.1%ずつ値を下げている。自動車株、不動産株、公益株、インフラ関連株、メディア関連株、保険株なども売られた。
 半面、エネルギー株は物色される。中国中煤能源(601898/SH)がストップ高、エン鉱能源(600188/SH)が4.7%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%高で取引を終えた。非鉄株、産金株、食品飲料株や銀行株の一角も買われた。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.11ポイント(0.73%)高の291.28ポイント、深センB株指数が3.15ポイント(0.30%)安の1050.09ポイントで終了した。


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