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2022/03/04 13:32

香港前場:ハンセン2.7%安で急反落、上海総合は0.7%下落 無料記事

 4日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比599.89ポイント(2.67%)安の21867.45ポイントと急反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が200.90ポイント(2.54%)安の7699.14ポイントと大幅に3日続落した。売買代金は820億440万香港ドルとなっている(3日前場は650億7070万香港ドル)。
 ウクライナ情勢の緊迫化が不安視される流れ。ロシア軍は4日午前(日本時間)、ウクライナにある欧州最大の原子力発電所を砲撃した――などと伝わった。西側諸国とロシアの対立は一段と深刻化することが必至で、世界経済の混乱も危ぐされている。また、香港では新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりし、行動抑制も強化される状況。域内経済の停滞が懸念された。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技指数は4.1%下落し、他の指数をアンダーパフォームしている(指数公表以来の安値を連日で更新)。個別では、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が11.3%安、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が7.1%安、電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が7.0%安と値を下げている。そのほか、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が4.9%安で、上場来安値を再び切り下げた。
 香港に拠点を置く金融も安い。渣打集団(スタンダード・チャータード:2888/HK)が6.1%、HSBC(5/HK)が4.1%、東亜銀行(23/HK)が3.3%、香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が2.9%ずつ下落した。渣打集団とHSBCは欧州でも事業展開しているため、対露制裁の余波が警戒されている。
 電気自動車(EV)メーカーなど自動車セクターも急落。小鵬汽車(9868/HK)が12.5%安、理想汽車(2015/HK)が10.0%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が6.5%安、五菱汽車集団HD(305/HK)が3.5%安で引けた。
 カジノ銘柄もさえない。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.4%安、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が5.0%安、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が4.0%安と値を下げた。このほか、カンボジアのカジノ運営会社、金界HD(ナガコープ:3918/HK)が6.6%安。同社は3日引け後、ロシアのウラジオストク市で進めるカジノリゾート建設プロジェクトについて、無期限で一時停止すると発表した。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.66%安の3458.31ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。インフラ関連株、公益株、金融株、素材株、海運株、不動産株なども売られた。半面、医薬品株は高い。半導体株も買われた。



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