2022/04/27 13:24
香港前場:ハンセン0.1%高で続伸、上海総合は0.4%上昇
27日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比18.19ポイント(0.09%)高の19952.90ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が36.08ポイント(0.53%)高の6783.50ポイントとそろって続伸した。売買代金は647億780万香港ドルとなっている(26日前場は638億9740万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国営メディアが26日報じたところによれば、政府は経済成長を促し、内需を拡大するため、インフラ建設を強化する方針だ。ただ、上値は限定的。首都北京市で新型コロナウイルス感染の検査が大規模に実施されるなか、ロックダウン(都市封鎖)の警戒感も漂っている。指数は朝方、安く推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が6.4%高、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が4.9%高、中国スポーツ用品大手の李寧(リーニン:2331/HK)が4.3%高と上げが目立った。
セクター別では、ゼネコンが高い。中国建築国際集団(3311/HK)が4.6%、中国鉄建(1186/HK)が2.9%、中国中鉄(390/HK)が1.8%、中国交通建設(1800/HK)が1.7%ずつ上昇した。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターも物色される。江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が8.9%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.8%高、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.5%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.7%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が6.4%高、中国建材(3323/HK)が5.5%高と値を上げた。リチウム電池素材メーカーの江西カン鋒リ業に関しては、1〜3月期決算の640%増益も材料視されている。
太陽光や風力など再生可能エネルギー発電の関連銘柄もしっかり。福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が5.9%高、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が4.6%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が3.6%高、龍源電力集団(916/HK)が1.6%高で引けた。
半面、医薬品セクターは安い。康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が8.7%、上海復星医薬集団(2196/HK)が8.1%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が4.6%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が1.7%ずつ下落した。
中国不動産セクターもさえない。広州富力地産(2777/HK)が4.3%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.2%安、雅居楽集団(3383/HK)が3.6%安、万科企業(2202/HK)が2.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%高の2897.41ポイントで前場の取引を終了した。インフラ建設関連株が高い。素材株、ハイテク株、公益株、エネルギー株、酒造株なども買われた。半面、不動産株は安い。自動車株、医薬品株、海運株、銀行株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国営メディアが26日報じたところによれば、政府は経済成長を促し、内需を拡大するため、インフラ建設を強化する方針だ。ただ、上値は限定的。首都北京市で新型コロナウイルス感染の検査が大規模に実施されるなか、ロックダウン(都市封鎖)の警戒感も漂っている。指数は朝方、安く推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が6.4%高、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が4.9%高、中国スポーツ用品大手の李寧(リーニン:2331/HK)が4.3%高と上げが目立った。
セクター別では、ゼネコンが高い。中国建築国際集団(3311/HK)が4.6%、中国鉄建(1186/HK)が2.9%、中国中鉄(390/HK)が1.8%、中国交通建設(1800/HK)が1.7%ずつ上昇した。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターも物色される。江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が8.9%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.8%高、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.5%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.7%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が6.4%高、中国建材(3323/HK)が5.5%高と値を上げた。リチウム電池素材メーカーの江西カン鋒リ業に関しては、1〜3月期決算の640%増益も材料視されている。
太陽光や風力など再生可能エネルギー発電の関連銘柄もしっかり。福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が5.9%高、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が4.6%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が3.6%高、龍源電力集団(916/HK)が1.6%高で引けた。
半面、医薬品セクターは安い。康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が8.7%、上海復星医薬集団(2196/HK)が8.1%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が4.6%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が1.7%ずつ下落した。
中国不動産セクターもさえない。広州富力地産(2777/HK)が4.3%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.2%安、雅居楽集団(3383/HK)が3.6%安、万科企業(2202/HK)が2.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%高の2897.41ポイントで前場の取引を終了した。インフラ建設関連株が高い。素材株、ハイテク株、公益株、エネルギー株、酒造株なども買われた。半面、不動産株は安い。自動車株、医薬品株、海運株、銀行株も売られた。
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