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2022/03/28 16:28

中国大引:上海総合0.1%高で3日ぶり反発、上海ロックダウンで上値重い 無料記事

 週明け28日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.26ポイント(0.07%)高の3214.50ポイント(上海A株指数は0.07%高の3369.07ポイント)と3日ぶりに反発した。
 業績内容に着目した買いが全体相場を支える流れ。主要企業の決算報告が進む中、予想を上回った銘柄群が物色されている。ただ、国内の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視され、指数は安く推移する場面もみられた。新型コロナの1日当たり感染者数が過去最多を更新する中、上海市は市を2分割し事実上のロックダウンに突入している(西側は28日から4日間、東側は4月1日から4日間の封鎖)。経済活動の停滞が懸念された。(亜州リサーチ編集部)
 エネルギー株が相場をけん引。増益決算と配当の増額見通しを材料に、中国神華能源(601088/SH)が7.5%高、中国石油化工(600028/SH)が3.1%高と値を上げた。同業他社株も大幅上昇している。
 発電株もしっかり。華能国際電力(600011/SH)が3.1%、華電国際電力(600027/SH)が2.7%、上海電力(600021/SH)が1.1%ずつ上昇した。華電国際電力の決算は赤字だったものの、損失額は事前見通しを大幅に下回っている。不動産株、メディア関連株、インフラ関連株、銀行株なども買われた。
 半面、消費関連株はさえない。醤油メーカーの仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.4%安、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.1%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.7%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が1.3%安で取引を終えた。医薬品株、ハイテク株、運輸株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント(0.11%)高の276.72ポイント、深センB株指数が2.90ポイント(0.28%)安の1039.35ポイントで終了した。



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