/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2022/03/21 16:26

中国大引:上海総合0.1%高で4日続伸、金融株安で上値は限定 無料記事

 週明け21日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.61ポイント(0.08%)高の3253.69ポイント(上海A株指数は0.08%高の3410.16ポイント)と小幅ながら4日続伸した。
 経済活動正常化の期待で買われる流れ。深セン市政府は20日、市内の企業活動を21日から正常に戻すと発表している。中国経済対策の期待も根強い。中国人民銀行(中央銀行)は21日、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を予想通り据え置いたが、市場では追加緩和の観測も広がっている。人民銀は先週、主導的な金融政策を実施し、新規融資の適度な増加を促す方針を示した。資源高による景気下押しの警戒感がくすぶり、指数は安く推移する場面がみられたものの、引けにかけて再びプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、石炭が高い。中国神華能源(601088/SH)が4.3%、エン鉱能源(600188/SH)が3.3%、陝西煤業(601225/SH)が2.9%ずつ上昇した。
 医薬品株も急伸。上海医薬集団(601607/SH)と上海復星医薬集団(600196/SH)がそろってストップ高、天士力医薬集団(600535/SH)が5.7%高、健康元薬業集団(600380/SH)が5.6%高で引けた。素材株、自動車株、ハイテク株、不動産株なども買われている。
 半面、金融株はさえない。招商銀行(600036/SH)が3.0%安、興業銀行(601166/SH)が2.6%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.5%安、中国平安保険(601318/SH)が1.9%安で取引を終えた。公益株、食品飲料株、運輸株の一角も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.94ポイント(0.34%)高の277.01ポイント、深センB株指数が11.30ポイント(1.08%)高の1055.99ポイントで終了した。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース