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2022/04/21 17:46

香港大引:ハンセン1.3%安で3日続落、テック指数3.5%下落 無料記事

 21日の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比262.45ポイント(1.25%)安の20682.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が136.09ポイント(1.92%)安の6962.20ポイントとそろって3日続落した(ハンセン指数は約5週ぶりの安値)。売買代金は1200億8610万香港ドルに拡大している(20日は980億3480万香港ドル)。
 米ハイテク株安が嫌気される流れ。昨夜の米市場では、動画配信のネットフリックスが決算失望で売り込まれ、ナスダック指数は1.2%安と急反落した。その流れを継ぎ、香港では「ニューエコノミー」の関連銘柄に売りが先行している。中国景気の先行き不安も強まる状況。野村は最新リポートで、中国の今年4〜6月期の国内総生産(GDP)成長率見通しを3.4→1.8%に1.6ポイント下方修正した。これに先立つ19日、国際通貨基金(IMF)も中国の成長見通しを引き下げている。また、上海市の保健当局が21日、新型コロナウイルス感染の重症患者が20日時点で159人に達し、前日(19日)の50人ほどから3倍に増えたと報告したことも不安視された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン科技(テック)指数は3.5%安(構成銘柄30のうち下落28)。個別では、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK、GDS/NASDAQ)が10.9%安、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が6.5%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が6.2%安と下げが目立った。そのほか、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が4.9%安。同社に関しては、創業者の1人である王慧文氏が今月13〜14日に74万8800株を売却した点もネガティブ材料視されている。
 カジノや旅行代理店、外食などの銘柄群も急落。永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が8.2%安、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が5.7%安、同程旅行HD(トンチェン・トラベル・ホールディングス:780/HK)が3.1%安、携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)が2.1%安、海底撈国際HD(6862/HK)が7.1%安、海倫司国際HD(9869/HK)が6.9%安で取引を終えた。
 電気自動車(EV)セクターも安い。小鵬汽車(9868/HK、XPEV/NYSE)と理想汽車(2015/HK、LI/NASDAQ)がそろって4.4%、蔚来汽車(ニーオ:9866/HK、NIO/NYSE)が3.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.1%ずつ下落した。
 医薬品セクターもさえない。薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が6.8%安、上海復星医薬集団(2196/HK)が5.0%安、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が3.5%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.0%安で引けた。
 半面、香港に拠点を置く金融や公益、消費の一角は物色される。HSBC(5/HK)が1.9%高、渣打集団(スタンダード・チャータード:2888/HK)が1.3%高、電能実業(パワー・アセッツ・ホールディングス:6/HK)が1.4%高、中電HD(CLPホールディングス:2/HK)が1.3%高、優品360HD(ベスト・マート360ホールディングス:2360/HK)が1.5%高と上昇した。域内の経済活動正常化を期待する動き。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた香港では、夜間外食が21日付で3カ月半ぶりに解禁されるなど、行動規制が一部で緩和されている。
 他の個別株動向では、半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.0%高。決算が材料視される。同社が公表した1〜3月期決算では、純利益が6割増加し、売上高は四半期ベースで過去最高を更新した。
 一方、本土マーケットは5日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.26%安の3079.81ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。不動産株、素材株、エネルギー株、医薬品株、ハイテク株、公益株、運輸株、インフラ関連株、金融株の一角なども売られた。



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