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2022/05/19 13:49

香港前場:ハンセン2.3%安で5日ぶり反落、上海総合は0.1%下落 無料記事

19日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比464.98ポイント(2.25%)安の20179.30ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が161.85ポイント(2.28%)安の6927.44ポイントとそろって5日ぶりに反落した。売買代金は723億7820万香港ドルに拡大している(18日前場は599億2110万香港ドル)。
 米中の景気先行き不安が投資家心理を冷やす流れ。米国では小売大手に軟調な決算が相次ぎ、米景気をけん引する個人消費の落ち込みが実態経済に影響すると懸念された。中国国内では、新型コロナウイルス対策の行動抑制強化が警戒されている。首都北京市や隣接する天津市では、新規感染数が足もとで増加しつつあり、行動制限も強化された。(亜州リサーチ編集部)
 ネット株に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は3.4%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成30銘柄のうち下落28)。関連する主要な構成銘柄では、ネットサービスの騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が6.6%安、Eコマースの阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が6.1%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.2%安と値を下げている。テンセントには決算の失望売りが広がった。同社が昨日引け後に公表した1〜3月期決算は51%減益となり、増収率は0.1%増と上場来最低を記録。売上高、純利益ともに市場予想を下回っている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、テンセントのほか、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が6.9%安、ニット衣料中国最大手の申州国際集団HD(2313/HK)が6.7%安と下げが目立った。両社はそれぞれ米向け売上比率が大きいだけに、米消費の落ち込みが不安視されている。
 海運・物流セクターも安い。海豊国際HD(1308/HK)が4.2%、太平洋航運集団(2343/HK)が3.3%、中遠海運HD(1919/HK)が2.8%、京東物流(JDロジスティクス:2618/HK)が3.3%、嘉里物流聯網(ケリー・ロジスティクス・ネットワーク:636/HK)が2.7%ずつ下落した。
 カジノや旅行代理店などレジャー関連もさえない。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.1%安、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が2.8%安、縦横遊HD(WWPKGホールディングス:8069/HK)が6.6%安、同程旅行HD(トンチェン・トラベル・ホールディングス:780/HK)が5.9%安で前場取引を終えた。
 半面、太陽光や風力の再生可能エネルギー発電や電力設備の銘柄群は物色される。新特能源(1799/HK)が7.6%、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が7.1%、新疆金風科技(2208/HK)が2.2%、中国高速伝動設備集団(658/HK)が1.4%、上海電気集団(2727/HK)が2.7%、東方電気(1072/HK)が2.3%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは小幅に続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%安の3083.39ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。消費関連株、金融株、運輸株、素材株、医薬品株なども売られた。半面、不動産株は高い。ハイテク株、発電・電力設備株も買われた。



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