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2022/04/13 13:40

香港前場:ハンセン0.2%高で続伸、上海総合は0.4%下落 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.85ポイント(0.16%)高の21352.98ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が35.99ポイント(0.50%)高の7300.42ポイントとそろって続伸した。売買代金は505億8210万香港ドルとなっている(12日前場は623億7930万香港ドル)。 
 商品市況高が追い風となる流れ。ロシアが産出する資源の禁輸措置などを背景に、商品相場の先高観が強まっている。WTI原油先物は昨夜、前日比6.7%高と急反発した。もっとも、買い進む動きは限定されている。米金融引き締めの加速が懸念された。米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は12日、「インフレ抑制のためFRBは引き締めを積極的に進める」と米メディアのインタビューに答えている。また、上海市で12日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数が2万6330人に上り、過去最多を再び更新したことも不安視された。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 セクター別では、石油や石炭のエネルギー関連が高い。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.0%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.0%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.8%、中国中煤能源(1898/HK)が6.8%、エン鉱能源集団(1171/HK)が6.2%、中国神華能源(1088/HK)が3.6%ずつ上昇した。
 非鉄・産金セクターも急伸。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.9%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.0%高、江西銅業(358/HK)が4.9%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が7.4%高、招金鉱業(1818/HK)が4.1%高と値を上げた。
 太陽光など再生可能エネルギー発電関連も物色される。福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が3.0%高、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が1.6%高、信義光能HD(968/HK)が1.3%高で引けた。
 半面、医薬品セクターはさえない。上海復星医薬集団(2196/HK)が4.3%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が3.3%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が3.1%、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が2.4%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%安の3199.14ポイントで前場の取引を終了した。医薬品株が安い。不動産株、ハイテク株、消費関連株、公益株、インフラ関連株、保険株なども売られた。半面、エネルギー株は安い。非鉄株、産金株、銀行株も買われた。


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