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2022/06/09 13:28

香港前場:ハンセン0.2%安で反落、上海総合は0.5%下落 無料記事

 9日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比52.99ポイント(0.24%)安の21961.60ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が30.10ポイント(0.39%)安の7649.50ポイントとそろって反落した。売買代金は915億5140万香港ドルとなっている(8日前場は1000億9330万香港ドル)。
 前日に急伸した反動で売られる流れ。ハンセン指数は昨日、約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済の持ち直しが期待されている。取引時間中に今年5月の中国貿易統計が公表され、輸出の伸びが大幅に上振れたものの、市場の反応は限定された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手、海底撈国際HD(6862/HK)が4.1%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.0%安、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が3.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、海運が安い。東方海外(316/HK)が9.3%、中遠海運HD(1919/HK)が8.0%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が6.5%、太平洋航運集団(2343/HK)が5.8%ずつ下落した。
 レストランチェーンや酒造など飲食関連もさえない。上記した海底撈国際のほか、海倫司国際HD(9869/HK)が4.3%安、九毛九国際HD(9922/HK)が4.1%安、華潤ビールHD(291/HK)が3.3%安、青島ビール(168/HK)が2.7%安で引けた。
 半面、管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターは高い。融創服務HD(1516/HK)が5.6%、碧桂園服務HD(6098/HK)が4.7%、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が4.6%、碧桂園HD(2007/HK)が3.2%、中国金茂HD(817/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 教育サービスの銘柄群も急伸。新東方教育科技集団(9901/HK)が13.0%高、民生教育集団(1569/HK)が12.9%高、中国東方教育HD((667/HK)が5.7%高、中国教育集団HD(839/HK)が3.7%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは5日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%安の3247.86ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。ハイテク株、医薬品株、運輸株なども売られた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、公益株も買われた。


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