週明け17日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.78ポイント（0.65％）安の3012.86ポイントと反落している。
　投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国指標の下振れが嫌気されている。中国人民銀行（中央銀行）が14日に報告した5月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想を大幅に下回り、マネーサプライ（通貨供給量）M2の伸びも予想を下回って過去最低を記録した。資金需要が縮小する中、国内景気の伸び悩みが懸念されている。また、本日の取引時間中（日本時間11時ごろ）に、5月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えの一因となっている。
　主要銘柄の値下がり率は、国泰君安証券（601211/SH）が3.3％、中信銀行（601998/SH）が2.6％、中遠海運HD（601919/SH）が2.2％、中国石油化工（600028/SH）が1.6％、中国人寿保険（601628/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.83ポイント（0.35％）安の236.21ポイント、深センB株指数が0.36ポイント（0.03％）高の1117.31ポイントで推移している。


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