27日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比12.97ポイント（0.44％）安の2959.56ポイントと反落している。
　中国景気の先行きが不安視される流れ。寄り付き後に中国で公表された5月の工業企業利益は前年同月比で0.7％増にとどまり、4月の4.0％増から大幅に鈍化した。また、中国では30日に6月の製造業PMI（国家統計局などが集計）などが発表される。内容を見極めたいとするスタンスも強まった。そのほか、米中対立の激化や、人民元安の進行なども懸念されている。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.8％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が2.0％、万華化学集団（600309/SH）が1.7％、紫金鉱業集団（601899/SH）が1.6％、長城汽車（601633/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.46ポイント（0.64％）安の226.97ポイント、深センB株指数が0.52ポイント（0.05％）高の1131.93ポイントで推移している。


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