26日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比7.29ポイント（0.25％）安の2942.70ポイントと6日続落している。
　人民元安進行が投資家心理の重しとなる流れ。中国人民銀行（中央銀行）は26日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を6日続けて元安方向に設定している。中国本土からの資金流出が警戒される状況だ。指標発表も気がかり。中国では27日に5月の工業企業利益、30日に6月の製造業PMI（国家統計局などが集計）などが発表される予定だ。内容を見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。上海総合指数はこのところ下落基調を強め、足元では約4カ月ぶりの安値水準で推移しているとあって、値ごろ感も着目されている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気（601857/SH）が2.7％、保利発展控股集団（600048/SH）が1.6％、安徽海螺水泥（600585/SH）が1.4％、洛陽モリブデン（603993/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.61ポイント（0.71％）安の224.76ポイント、深センB株指数が0.13ポイント（0.01％）安の1117.61ポイントで推移している。


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