2025/06/20 08:54
神経質な値動きか、中東情勢が気がかり 
◆20日の香港マーケットは、中東情勢をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は依然不透明。イランとイスラエルの軍事衝突に歯止めがかからず、中東地域の緊張が続く中、米国がイランに対し直接的な攻撃の準備を進めていると伝わった。ホワイトハウスのレビット報道官は19日、「近くイランとの交渉が始まる可能性を踏まえて、(軍事介入は)2週間以内に決断する」とのトランプ米大統領の声明を読み上げている。また、米メディアは同日、米軍はイランとの軍事衝突を想定した防衛体制に入り、「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡封鎖に備えていると報じた。
19日の米株市場は奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日で休場だったが、場が開いていた欧州市場では主要株価指数が全面安。独DAX指数は1.1%安と3日続落し、約1カ月半ぶりの安値を付けた。時間外取引の米株先物も下げている。原油相場は直近の高値水準で推移する状況だ。
一方、内部環境に特段の変化ない。直近で公表された中国経済統計が総じて弱い内容となる中、当局の景気刺激策に対する期待感が続いている。なお、香港市場では新規株式公開(IPO)が相次ぐ。23日は冷凍空調機器部品メーカーの浙江三花智能控制(2050/HK)、腫瘍医療グループの佰沢医療集団(2609/HK)、バイオ医薬の薬捷安康(南京)科技(2617/HK)、25日は中国生活家電メーカーの湖北香江電器(2619/HK)、中国配車サービス大手の曹操出行(2643/HK)、26日は宝飾品販売の周六福珠宝(6168/HK)、海外ブランド香水販売の穎通HD(6883/HK)、産後ケアサービスの聖貝拉(2508/HK)がメインボード上場する。。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中東情勢の緊迫化が警戒される中、週末を前に買いが手控えられそうだ。欧米の株安も投資家心理の重しとなろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は依然不透明。イランとイスラエルの軍事衝突に歯止めがかからず、中東地域の緊張が続く中、米国がイランに対し直接的な攻撃の準備を進めていると伝わった。ホワイトハウスのレビット報道官は19日、「近くイランとの交渉が始まる可能性を踏まえて、(軍事介入は)2週間以内に決断する」とのトランプ米大統領の声明を読み上げている。また、米メディアは同日、米軍はイランとの軍事衝突を想定した防衛体制に入り、「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡封鎖に備えていると報じた。
19日の米株市場は奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日で休場だったが、場が開いていた欧州市場では主要株価指数が全面安。独DAX指数は1.1%安と3日続落し、約1カ月半ぶりの安値を付けた。時間外取引の米株先物も下げている。原油相場は直近の高値水準で推移する状況だ。
一方、内部環境に特段の変化ない。直近で公表された中国経済統計が総じて弱い内容となる中、当局の景気刺激策に対する期待感が続いている。なお、香港市場では新規株式公開(IPO)が相次ぐ。23日は冷凍空調機器部品メーカーの浙江三花智能控制(2050/HK)、腫瘍医療グループの佰沢医療集団(2609/HK)、バイオ医薬の薬捷安康(南京)科技(2617/HK)、25日は中国生活家電メーカーの湖北香江電器(2619/HK)、中国配車サービス大手の曹操出行(2643/HK)、26日は宝飾品販売の周六福珠宝(6168/HK)、海外ブランド香水販売の穎通HD(6883/HK)、産後ケアサービスの聖貝拉(2508/HK)がメインボード上場する。。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中東情勢の緊迫化が警戒される中、週末を前に買いが手控えられそうだ。欧米の株安も投資家心理の重しとなろう。
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