2025/12/18 09:01 NEW!!
上値の重い展開か、米ハイテク株安が逆風に 
◆18日の香港マーケットは、米ハイテク株安で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はややネガティブ。米ハイテク株安が逆風だ。人工知能(AI)産業の収益性に関する不透明感が依然としてくすぶっている。オラクルが建設を予定するデータセンターに関し、米投資会社が当初予定していた資金提供を取りやめると報じられた。AI投資のリターンが以前よりも見込めなくなったという。17日の米市場では、オラクル株が5.4%安と急落した。
米株市場の株価指数では、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と4日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%安と急反落している。AI投資の不透明感から半導体株などの売りが膨らんだ。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と5日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が3.2%安、理想汽車(リ・オート:LI/NASDAQ、2015/HK)が3.2%安、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が3.0%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が2.9%安と下げが目立った。
内部環境に目立った手がかりは乏しい。中国の景気不安と政策期待が依然として綱引き状態だ。中国では月次経済統計の発表を消化し、次の重要指標は年末31日に公表される12月の製造業PMIと非製造業PMIとなる。また、香港市場は来週、クリスマス休暇で25日と26日が休場だ(24日は半日商い)。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米ハイテク株安が投資家心理を冷やしそうだ。また、来週の香港休場や年末が接近していることも買い手控え要因として意識されよう。ただ、下値を叩くような売りは想定しない。社会保障基金や年金基金、保険会社など長期投資家の資金が流入する可能性もある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はややネガティブ。米ハイテク株安が逆風だ。人工知能(AI)産業の収益性に関する不透明感が依然としてくすぶっている。オラクルが建設を予定するデータセンターに関し、米投資会社が当初予定していた資金提供を取りやめると報じられた。AI投資のリターンが以前よりも見込めなくなったという。17日の米市場では、オラクル株が5.4%安と急落した。
米株市場の株価指数では、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と4日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%安と急反落している。AI投資の不透明感から半導体株などの売りが膨らんだ。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と5日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が3.2%安、理想汽車(リ・オート:LI/NASDAQ、2015/HK)が3.2%安、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が3.0%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が2.9%安と下げが目立った。
内部環境に目立った手がかりは乏しい。中国の景気不安と政策期待が依然として綱引き状態だ。中国では月次経済統計の発表を消化し、次の重要指標は年末31日に公表される12月の製造業PMIと非製造業PMIとなる。また、香港市場は来週、クリスマス休暇で25日と26日が休場だ(24日は半日商い)。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米ハイテク株安が投資家心理を冷やしそうだ。また、来週の香港休場や年末が接近していることも買い手控え要因として意識されよう。ただ、下値を叩くような売りは想定しない。社会保障基金や年金基金、保険会社など長期投資家の資金が流入する可能性もある。
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