2026/03/18 09:03 NEW!!
神経質な値動きか、好悪材料が入り混じる 
◆18日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は中立。米国・イスラエルとイランの戦争に収束の兆しがみられないことはマイナスだが、米金利低下で米株が続伸していることはプラスだ。中東情勢を巡っては、イランがアラブ首長国連邦(UAE)の主要な原油輸出拠点、フジャイラ港を攻撃。イランでは政権の最高幹部1人がイスラエル軍の攻撃により死亡した。事実上閉鎖されていた「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡でタンカーが通過しつつあると伝わっているものの、17日のNY商品取引所ではWTI原油先物が前日比2.9%高の96.21米ドル(1バレル)と高止まりしている。
一方、米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが低下(債券価格は続伸)。原油相場は高止まりしているものの、過度なインフレにはつながらないとの見方が出ている。金利低下を手がかりに、17日の米株市場では主要指標のNYダウが0.1%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高とそろって続伸した。ただ、翌日(日本時間19日未明)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることもあり、上値は限定されている。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と3日ぶりに反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が24.7%安、小鵬汽車(エックスポン:XPEV/NYSE、9868/HK)が4.6%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.4%安と下げが目立った。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)傘下で音楽配信大手の騰訊音楽が報告した四半期決算は増益で堅調だったが、次回の業績発表から月間アクティブ数など一部のユーザーデータを開示しないと説明。透明性が低下すると売り材料視された。
内部環境は安定的。今年1〜2月の中国経済統計が概ね堅調だったことを受け、景気先行きを楽観する見方が広がっている。また、先ごろ閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)が承認された。内需拡大や先端産業育成の対策などにも注目が集まっている。
一方、香港では主要企業の決算報告が本格化。きょう18日は騰訊HD(700/HK)や吉利汽車HD(175/HK)、奇瑞汽車(9973/HK)が期末決算、19日はAIAグループ(1299/HK)や長江和記実業(1/HK)、中遠海運HD(1919/HK)、瑞声科技HD(2018/HK)、李寧(2331/HK)、中国聯通(762/HK)が期末決算、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が第3四半期決算を発表する予定だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米株の続伸や中国の景気持ち直しなど好材料はあるものの、原油相場の高止まりが不安材料だ。目先は企業業績の動向に着目した値動きとなろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は中立。米国・イスラエルとイランの戦争に収束の兆しがみられないことはマイナスだが、米金利低下で米株が続伸していることはプラスだ。中東情勢を巡っては、イランがアラブ首長国連邦(UAE)の主要な原油輸出拠点、フジャイラ港を攻撃。イランでは政権の最高幹部1人がイスラエル軍の攻撃により死亡した。事実上閉鎖されていた「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡でタンカーが通過しつつあると伝わっているものの、17日のNY商品取引所ではWTI原油先物が前日比2.9%高の96.21米ドル(1バレル)と高止まりしている。
一方、米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが低下(債券価格は続伸)。原油相場は高止まりしているものの、過度なインフレにはつながらないとの見方が出ている。金利低下を手がかりに、17日の米株市場では主要指標のNYダウが0.1%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高とそろって続伸した。ただ、翌日(日本時間19日未明)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることもあり、上値は限定されている。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と3日ぶりに反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が24.7%安、小鵬汽車(エックスポン:XPEV/NYSE、9868/HK)が4.6%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.4%安と下げが目立った。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)傘下で音楽配信大手の騰訊音楽が報告した四半期決算は増益で堅調だったが、次回の業績発表から月間アクティブ数など一部のユーザーデータを開示しないと説明。透明性が低下すると売り材料視された。
内部環境は安定的。今年1〜2月の中国経済統計が概ね堅調だったことを受け、景気先行きを楽観する見方が広がっている。また、先ごろ閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)が承認された。内需拡大や先端産業育成の対策などにも注目が集まっている。
一方、香港では主要企業の決算報告が本格化。きょう18日は騰訊HD(700/HK)や吉利汽車HD(175/HK)、奇瑞汽車(9973/HK)が期末決算、19日はAIAグループ(1299/HK)や長江和記実業(1/HK)、中遠海運HD(1919/HK)、瑞声科技HD(2018/HK)、李寧(2331/HK)、中国聯通(762/HK)が期末決算、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が第3四半期決算を発表する予定だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米株の続伸や中国の景気持ち直しなど好材料はあるものの、原油相場の高止まりが不安材料だ。目先は企業業績の動向に着目した値動きとなろう。
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