2026/03/16 08:54 NEW!!
神経質な値動きか、中国経済統計を注視 
◆週明け16日の香港マーケットは、中国経済統計をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はネガティブ。米国・イスラエルとイランの戦争継続で、「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡の事実上封鎖が長期化すると警戒されている。トランプ米大統領は14日、イランとの戦争終結合意には条件がととのっていないとし、イラン最大の石油輸出拠点カーグ島を再度攻撃すると示唆した。イランが湾岸諸国の石油施設に報復攻撃を行う懸念も強まる中、WTI原油先物は日本時間16日早朝の時間外取引で一時、再び1バレル=100米ドルの大台を突破している。
米利下げ期待も後退。米商務省が13日公表した1月の米個人消費支出(PCE)物価指数が予想を上回る中、市場では米連邦準備理事会(FRB)が利下げしにくくなるとの見方が広がっている。また、2025年10〜12月期の米GDP(改定値)が速報値から下方修正されたことを受け、米経済のスタグフレーション(不況下のインフレ)も警戒された。
13日の米株市場では、主要指標のNYダウが0.3%安と4日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.9%安と続落。それぞれ昨年11月下旬以来の安値を付けている。米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りの上昇が続き(債券価格は4日続落)、一時、2月上旬以来の高い水準を付けた。
半面、中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.8%高と3日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が5.6%高、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が3.7%高、中通快逓(開曼)(ZTO/NYSE、2057/HK)が2.3%高と上げが目立った。
一方、内部的には中国指標に注目が集まる。中国ではきょう16日の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、1〜2月の小売売上高や鉱工業生産など各種の経済統計が発表される予定。春節(旧正月)の影響で2月は月次経済統計の公表がなかったため、重要度も増している。不動産投資などは大幅な悪化が予想されているが、これまでに報告された経済統計は景気持ち直しを示唆するものが多い。13日に発表された1〜2月の金融統計では、人民元建て新規融資額が市場予想を上回り、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは鈍化予想に反し前月と同水準を維持した。そのほか、貿易統計でも輸出入が大幅に上振れ。2月の消費者物価指数(CPI)は5カ月連続で上昇した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中国経済統計をにらみながらの展開となりそうだ。また、中東情勢を巡るニュースフローに一喜一憂する場面もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はネガティブ。米国・イスラエルとイランの戦争継続で、「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡の事実上封鎖が長期化すると警戒されている。トランプ米大統領は14日、イランとの戦争終結合意には条件がととのっていないとし、イラン最大の石油輸出拠点カーグ島を再度攻撃すると示唆した。イランが湾岸諸国の石油施設に報復攻撃を行う懸念も強まる中、WTI原油先物は日本時間16日早朝の時間外取引で一時、再び1バレル=100米ドルの大台を突破している。
米利下げ期待も後退。米商務省が13日公表した1月の米個人消費支出(PCE)物価指数が予想を上回る中、市場では米連邦準備理事会(FRB)が利下げしにくくなるとの見方が広がっている。また、2025年10〜12月期の米GDP(改定値)が速報値から下方修正されたことを受け、米経済のスタグフレーション(不況下のインフレ)も警戒された。
13日の米株市場では、主要指標のNYダウが0.3%安と4日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.9%安と続落。それぞれ昨年11月下旬以来の安値を付けている。米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りの上昇が続き(債券価格は4日続落)、一時、2月上旬以来の高い水準を付けた。
半面、中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.8%高と3日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が5.6%高、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が3.7%高、中通快逓(開曼)(ZTO/NYSE、2057/HK)が2.3%高と上げが目立った。
一方、内部的には中国指標に注目が集まる。中国ではきょう16日の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、1〜2月の小売売上高や鉱工業生産など各種の経済統計が発表される予定。春節(旧正月)の影響で2月は月次経済統計の公表がなかったため、重要度も増している。不動産投資などは大幅な悪化が予想されているが、これまでに報告された経済統計は景気持ち直しを示唆するものが多い。13日に発表された1〜2月の金融統計では、人民元建て新規融資額が市場予想を上回り、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは鈍化予想に反し前月と同水準を維持した。そのほか、貿易統計でも輸出入が大幅に上振れ。2月の消費者物価指数(CPI)は5カ月連続で上昇した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中国経済統計をにらみながらの展開となりそうだ。また、中東情勢を巡るニュースフローに一喜一憂する場面もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。





