2026/03/06 08:55 NEW!!
売り先行か、中東地域の緊迫化を警戒 
◆6日の香港マーケットは、中東情勢の不透明感で売り先行か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はネガティブ。中東情勢の緊迫化が長期化するとの見方が根強く、原油高止まりがインフレ高進につながると懸念されている。米・イスラエルとイランの戦闘が激しさを増す中、イランのアラグチ外相は5日、「イランが米国に停戦を求めた事実はない」と述べ、米国が地上侵攻すれば大惨事になると警告した。一方、米メディアは4日、イラク北部を拠点とするイラン反体制派のクルド人グループが国境を越え、イランで地上作戦を開始したと報じている。「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡では、依然として船舶の航行が止まったままだ。5日のNY商品取引所では、WTI原油先物が8.5%高と大幅に5日続伸。一時、2024年7月以来の高値を付けた。
5日の米株市場は、主要指標のNYダウが1.6%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.3%安とそろって反落。NYダウは昨年12月以来の安値水準に落ち込んでいる。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は1.4%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が7.1%安、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が6.4%安、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.7%安と下げが目立った。
内部的には政策期待が高まる状況。中国では5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕した。李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、より積極的な財政政策を継続する方針が示されている。今年の国内総生産(GDP)成長率目標は4.5〜5.0%と、昨年(5.0%前後)から引き下げられたが、識者からは「成長のスピードより質や効率を重視している」との分析が聞かれた。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。中国経済対策の期待感は支えになりそうだが、中東地域の地政学リスクが投資家心理の重しとなる。中国は中東との関係が深く、国内経済に対する影響も小さくはない。一部の金融機関が中東向けエクスポージャーを縮小しているとも伝わった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はネガティブ。中東情勢の緊迫化が長期化するとの見方が根強く、原油高止まりがインフレ高進につながると懸念されている。米・イスラエルとイランの戦闘が激しさを増す中、イランのアラグチ外相は5日、「イランが米国に停戦を求めた事実はない」と述べ、米国が地上侵攻すれば大惨事になると警告した。一方、米メディアは4日、イラク北部を拠点とするイラン反体制派のクルド人グループが国境を越え、イランで地上作戦を開始したと報じている。「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡では、依然として船舶の航行が止まったままだ。5日のNY商品取引所では、WTI原油先物が8.5%高と大幅に5日続伸。一時、2024年7月以来の高値を付けた。
5日の米株市場は、主要指標のNYダウが1.6%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.3%安とそろって反落。NYダウは昨年12月以来の安値水準に落ち込んでいる。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は1.4%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が7.1%安、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が6.4%安、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.7%安と下げが目立った。
内部的には政策期待が高まる状況。中国では5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕した。李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、より積極的な財政政策を継続する方針が示されている。今年の国内総生産(GDP)成長率目標は4.5〜5.0%と、昨年(5.0%前後)から引き下げられたが、識者からは「成長のスピードより質や効率を重視している」との分析が聞かれた。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。中国経済対策の期待感は支えになりそうだが、中東地域の地政学リスクが投資家心理の重しとなる。中国は中東との関係が深く、国内経済に対する影響も小さくはない。一部の金融機関が中東向けエクスポージャーを縮小しているとも伝わった。
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