2026/03/04 09:01 NEW!!
神経質な値動きか、中東地政学リスクが逆風 
◆4日の香港マーケットは、中東情勢の不透明感で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は依然として不透明。中東情勢の混迷化がネガティブ材料だ。米・イスラエルとイランの軍事衝突が激しさを増す中、トランプ米大統領は3日、「イランは対話を望んでいるが、もう手遅れだと伝えた」と自身のSNSに投稿。2日には、激しい打撃はこれからだと述べ、より大規模な攻撃を行う可能性に言及した。地上部隊の派遣も排除しないしないとしている。原油相場の急伸も続き、インフレ高進も懸念される状況だ。またイランは中国にとって、先ごろ米国が攻撃したベネズエラと同様に原油輸入で重要な地域だけに、中国経済に対する影響も危惧される。
3日の米株市場は、主要指標のNYダウが0.8%安と3日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.0%安と反落した。前日は相場持ち直しの兆しがみられたものの、米・イスラエルとイランの軍事衝突が長期化するとの不安が改めて売り材料視されている。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は23.57と、前日比で9.93%(2.13ポイント)上昇。昨年11月20日以来の高水準に達した。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は3.3%安と5日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が8.8%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が7.6%安、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が5.8%安と下げが目立った。
一方、中国では重要イベントが集中する。きょう4日に国家統計局などによる2月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する2月のRatingDog中国製造業PMIとRatingDog中国サービス業PMIが発表される予定だ。最新の市場コンセンサスでは、日本時間10時半ごろに公表される国家統計局の製造業PMIが49.2(前月は49.3)、非製造業PMIが49.7(前月は49.4)で着地するとの予想。いずれも前月に続き、景況判断の境目となる50を下回る見通しだ。それに続き(日本時間10時45分ごろ)発表されるRatingDog中国製造業PMIは50.1(前月は50.3)、RatingDog中国サービス業PMIは52.3(前月は52.3)と予想されている。
ほか、国政助言機関の全国政治協商会議が4日午後、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕する予定。2つの会議は「両会」と呼ばれ、今年スタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)の経済運営指針を決定する。また、全人代開幕式で発表される政府活動報告では、その年の国内総生産(GDP)成長率目標も提示されるのが通例だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な展開か。中国の経済対策に対する期待感は根強いものの、中東地域の地政学リスクが逆風だ。きょう報告される中国指標の内容によっては、相場が乱高下する恐れもあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は依然として不透明。中東情勢の混迷化がネガティブ材料だ。米・イスラエルとイランの軍事衝突が激しさを増す中、トランプ米大統領は3日、「イランは対話を望んでいるが、もう手遅れだと伝えた」と自身のSNSに投稿。2日には、激しい打撃はこれからだと述べ、より大規模な攻撃を行う可能性に言及した。地上部隊の派遣も排除しないしないとしている。原油相場の急伸も続き、インフレ高進も懸念される状況だ。またイランは中国にとって、先ごろ米国が攻撃したベネズエラと同様に原油輸入で重要な地域だけに、中国経済に対する影響も危惧される。
3日の米株市場は、主要指標のNYダウが0.8%安と3日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.0%安と反落した。前日は相場持ち直しの兆しがみられたものの、米・イスラエルとイランの軍事衝突が長期化するとの不安が改めて売り材料視されている。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は23.57と、前日比で9.93%(2.13ポイント)上昇。昨年11月20日以来の高水準に達した。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は3.3%安と5日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が8.8%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が7.6%安、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が5.8%安と下げが目立った。
一方、中国では重要イベントが集中する。きょう4日に国家統計局などによる2月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する2月のRatingDog中国製造業PMIとRatingDog中国サービス業PMIが発表される予定だ。最新の市場コンセンサスでは、日本時間10時半ごろに公表される国家統計局の製造業PMIが49.2(前月は49.3)、非製造業PMIが49.7(前月は49.4)で着地するとの予想。いずれも前月に続き、景況判断の境目となる50を下回る見通しだ。それに続き(日本時間10時45分ごろ)発表されるRatingDog中国製造業PMIは50.1(前月は50.3)、RatingDog中国サービス業PMIは52.3(前月は52.3)と予想されている。
ほか、国政助言機関の全国政治協商会議が4日午後、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕する予定。2つの会議は「両会」と呼ばれ、今年スタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)の経済運営指針を決定する。また、全人代開幕式で発表される政府活動報告では、その年の国内総生産(GDP)成長率目標も提示されるのが通例だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な展開か。中国の経済対策に対する期待感は根強いものの、中東地域の地政学リスクが逆風だ。きょう報告される中国指標の内容によっては、相場が乱高下する恐れもあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。





