2026/03/12 09:01 NEW!!
売り先行か、中東情勢の緊迫化を懸念 
◆12日の香港マーケットは、中東緊迫化の長期化懸念で売り先行か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はネガティブ。米国・イスラエルとイランの戦争が長期化するとの見方が強まる中、原油高騰による金融市場の混乱やインフレ高進が懸念されている。国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国32カ国による過去最大規模の備蓄石油放出で合意したものの、11日のNY商品取引所ではWTI原油先物が4.6%高の87.25米ドル(1バレル)と反発。日本時間12日早朝の時間外取引では91米ドル台を付けている。イラン「イスラム革命防衛隊」の報道官は11日、継続的な報復攻撃を示唆し、原油価格が200米ドルを突破すると警告した。それより先、外電は10日、アラブ首長国連邦(UAE)最大の製油所がドローン攻撃の影響で操業を停止したと伝えている。
11日の米株市場はまちまち。主要指標のNYダウが0.6%安と続落する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と小幅ながら3日続伸した。原油高騰の長期化によるインフレ高進が警戒される一方、米IT大手オラクルが公表した決算が予想を上回ったことは人工知能(AI)などハイテク株の支えとなっている。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.8%安と4日ぶりに反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.4%安、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が4.0%安、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が4.0%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.0%安と下げが目立った。
内部的には中国の政策動向に注目が集まる。5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は8日間の日程を終え、きょう12日午後に閉幕式が開催される。今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)を巡り、重要政策の採決・承認が行われる。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。中国の経済政策に対する期待は根強いものの、中東情勢の緊迫化が投資家心理を冷やしそうだ。また、中国では来週16日、1〜2月の小売売上高や鉱工業生産など各種の経済統計が発表さる。香港上場企業の期末決算報告が進んでいることもあり、様子見ムードも漂いそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はネガティブ。米国・イスラエルとイランの戦争が長期化するとの見方が強まる中、原油高騰による金融市場の混乱やインフレ高進が懸念されている。国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国32カ国による過去最大規模の備蓄石油放出で合意したものの、11日のNY商品取引所ではWTI原油先物が4.6%高の87.25米ドル(1バレル)と反発。日本時間12日早朝の時間外取引では91米ドル台を付けている。イラン「イスラム革命防衛隊」の報道官は11日、継続的な報復攻撃を示唆し、原油価格が200米ドルを突破すると警告した。それより先、外電は10日、アラブ首長国連邦(UAE)最大の製油所がドローン攻撃の影響で操業を停止したと伝えている。
11日の米株市場はまちまち。主要指標のNYダウが0.6%安と続落する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と小幅ながら3日続伸した。原油高騰の長期化によるインフレ高進が警戒される一方、米IT大手オラクルが公表した決算が予想を上回ったことは人工知能(AI)などハイテク株の支えとなっている。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.8%安と4日ぶりに反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.4%安、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が4.0%安、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が4.0%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.0%安と下げが目立った。
内部的には中国の政策動向に注目が集まる。5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は8日間の日程を終え、きょう12日午後に閉幕式が開催される。今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)を巡り、重要政策の採決・承認が行われる。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。中国の経済政策に対する期待は根強いものの、中東情勢の緊迫化が投資家心理を冷やしそうだ。また、中国では来週16日、1〜2月の小売売上高や鉱工業生産など各種の経済統計が発表さる。香港上場企業の期末決算報告が進んでいることもあり、様子見ムードも漂いそうだ。
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