2025/02/07 13:29
香港前場:ハンセン1.5%高で続伸、上海総合1.3%上昇 
7日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比319.24ポイント(1.53%)高の21210.86ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が113.60ポイント(1.48%)高の7803.95ポイントと続伸した。売買代金は1292億4380万香港ドルに拡大している(6日前場は796億5220万香港ドル)。
投資家のリスク選好が強まる流れ。中国経済対策の期待感が根強いほか、人工知能(AI)産業が拡大するとの見方も支えとなっている。浙江省杭州市のスタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)が低コストで高性能な生成人工知能(AI)を開発したことが引き続き注目材料となった。今夜(日本時間22時30分)の米雇用統計や9日の中国物価統計など米中指標の発表を前に、朝方は安く推移する場面がみられたものの、指数は程なくプラスに転じ、上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.6%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が8.9%高、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が7.5%高と上げが目立った。
セクター別では、クラウドやソフトウエアなどAI関連が高い。金蝶国際軟件集団(268/HK)が19.9%、微盟集団(2013/HK)が15.3%、中軟国際(354/HK)が7.0%、金山雲HD(3896/HK)が3.9%ずつ上昇した。そのほか、AI搭載製品も販売する協働ロボットメーカーの深セン市越疆科技(2432/HK)が11.6%高、自動運転向けAIシステムとチップ開発販売の地平線(9660/HK)が10.1%高。創設者の王寧氏が社内向け文書で「AIに全力を注ぐ」と表明したことを材料に、フィットネス事業のKEEP(3650/HK)が8.1%高と大幅続伸している(前日は32.1%高)。
中国不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が8.9%、世茂集団HD(813/HK)が8.2%、万科企業(2202/HK)が5.9%、雅居楽集団HD(3383/HK)が4.8%ずつ上昇した。
半面、中国の銀行セクターはさえない。中国農業銀行(1288/HK)が1.9%、中国工商銀行(1398/HK)が1.5%、交通銀行(3328/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって1.3%ずつ下落した。
一方、本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.33%高の3314.29ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、消費関連、医薬、インフラ関連、資源・素材、証券・保険、公益なども買われた。半面、銀行は売られている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家のリスク選好が強まる流れ。中国経済対策の期待感が根強いほか、人工知能(AI)産業が拡大するとの見方も支えとなっている。浙江省杭州市のスタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)が低コストで高性能な生成人工知能(AI)を開発したことが引き続き注目材料となった。今夜(日本時間22時30分)の米雇用統計や9日の中国物価統計など米中指標の発表を前に、朝方は安く推移する場面がみられたものの、指数は程なくプラスに転じ、上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.6%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が8.9%高、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が7.5%高と上げが目立った。
セクター別では、クラウドやソフトウエアなどAI関連が高い。金蝶国際軟件集団(268/HK)が19.9%、微盟集団(2013/HK)が15.3%、中軟国際(354/HK)が7.0%、金山雲HD(3896/HK)が3.9%ずつ上昇した。そのほか、AI搭載製品も販売する協働ロボットメーカーの深セン市越疆科技(2432/HK)が11.6%高、自動運転向けAIシステムとチップ開発販売の地平線(9660/HK)が10.1%高。創設者の王寧氏が社内向け文書で「AIに全力を注ぐ」と表明したことを材料に、フィットネス事業のKEEP(3650/HK)が8.1%高と大幅続伸している(前日は32.1%高)。
中国不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が8.9%、世茂集団HD(813/HK)が8.2%、万科企業(2202/HK)が5.9%、雅居楽集団HD(3383/HK)が4.8%ずつ上昇した。
半面、中国の銀行セクターはさえない。中国農業銀行(1288/HK)が1.9%、中国工商銀行(1398/HK)が1.5%、交通銀行(3328/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって1.3%ずつ下落した。
一方、本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.33%高の3314.29ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、消費関連、医薬、インフラ関連、資源・素材、証券・保険、公益なども買われた。半面、銀行は売られている。
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