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2025/07/08 10:57 NEW!!

本土株:上海総合は0.3%高で4日続伸、深センB株は0.1%高 無料記事

 8日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比8.88ポイント(0.26%)高の3482.01ポイントと4日続伸している。
 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が引き続き支えとなっている。中国政府系の経済紙は6日、「国務院(内閣に相当)常務会議では、優良住宅の建設を推進するための政策支援が必要だとする共通認識が得られた」と報じた。また、外電が7日付で伝えたところによると、複数の中国政府アドバイザーは、第15次5カ年計画(2026〜30年)について、家計消費の拡大を最優先課題として提言している。米中対立の過度な警戒感もやや薄らぐ。ベッセント米財務長官が7日、貿易問題を巡り、「今後数週間以内に中国の担当者と会う予定」と述べたことも好材料だ。
 ただ、上値は限定的。トランプ米大統領は7日、予定通り日本や韓国などに新たな関税率を通知した。適用は8月1日から。交渉期間が設けられたとは言え、高関税回避の期待は薄く、世界経済を冷やすとの警戒感もくすぶっている。また、中国ではあす9日に6月の物価統計、週明け14日に貿易統計、15日に小売売上高や鉱工業生産、4〜6月期の実質GDP成長率、15日までに金融統計が報告される予定。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えの一因となっている。
 主要銘柄の値上がり率は、富士康工業互聯網(601138/SH)が5.9%、永輝超市(601933/SH)が2.5%、三一重工(600031/SH)が2.3%、薬明康徳(603259/SH)が1.3%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.04ポイント(0.02%)高の259.89ポイント、深センB株指数が0.93ポイント(0.08%)高の1233.85ポイントで推移している。


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