2025/10/08 08:51
売り先行か、米株安を嫌気 
◆休場明け8日の香港マーケットは、米株安を嫌気し売り先行か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はややネガティブ。米株安が逆風だ。7日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.7%安と反落している。高値警戒感を意識した利益確定売りが続いたほか、米景気懸念も重しとなった。米つなぎ予算を巡る与野党折衝に合意の目途が立たず、一部政府機関の閉鎖は1日から続き、さらに長引けば実体経済に影響が出ると不安視されている。すでに航空管制官不足で航空便の遅延が発生し、子ども向け食料支援の資金枯渇も伝わった。また、一部報道によると、トランプ政権は一時帰休中の政府職員の給与について、支払わない可能性を検討している。人工知能(AI)産業の業績期待もやや後退。ソフトウエアメーカーのオラクルが進めるエヌビディア製の半導体を使ったクラウド事業について、収益性の懸念があると一部メディアが報じた。オラクル株は2.5%下落し、主力ハイテク株や半導体株に売りが波及している。
中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は2.2%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が5.5%安、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が4.1%安、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が3.1%安と下げが目立った。
内部環境に新規の取引材料は乏しい。中国では国慶節・中秋節の大型連休により、本土市場が8日まで休場。あす9日に取引再開する本土株動向も気がかりだ。
こうした中、本日の香港マーケットは売り先行か。昨夜の米株安が嫌気されそうだ。また米企業のクラウド事業の収益性の不安が浮上したことも、関連銘柄にとっての逆風となろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はややネガティブ。米株安が逆風だ。7日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.7%安と反落している。高値警戒感を意識した利益確定売りが続いたほか、米景気懸念も重しとなった。米つなぎ予算を巡る与野党折衝に合意の目途が立たず、一部政府機関の閉鎖は1日から続き、さらに長引けば実体経済に影響が出ると不安視されている。すでに航空管制官不足で航空便の遅延が発生し、子ども向け食料支援の資金枯渇も伝わった。また、一部報道によると、トランプ政権は一時帰休中の政府職員の給与について、支払わない可能性を検討している。人工知能(AI)産業の業績期待もやや後退。ソフトウエアメーカーのオラクルが進めるエヌビディア製の半導体を使ったクラウド事業について、収益性の懸念があると一部メディアが報じた。オラクル株は2.5%下落し、主力ハイテク株や半導体株に売りが波及している。
中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は2.2%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が5.5%安、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が4.1%安、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が3.1%安と下げが目立った。
内部環境に新規の取引材料は乏しい。中国では国慶節・中秋節の大型連休により、本土市場が8日まで休場。あす9日に取引再開する本土株動向も気がかりだ。
こうした中、本日の香港マーケットは売り先行か。昨夜の米株安が嫌気されそうだ。また米企業のクラウド事業の収益性の不安が浮上したことも、関連銘柄にとっての逆風となろう。
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