2026/01/28 08:57
米ハイテク株高で買い先行か、米金融政策見極めで上値の重さも 
◆28日の香港マーケットは、米ハイテク株高を材料に買い先行か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境には好悪材料が入り混じっている。米ハイテク株高がプラス材料となる一方、米金融政策の不透明感がマイナスだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を28日(日本時間29日未明)に発表する予定。今回は据え置きが予想されているが、その後に開かれるパウエルFRB議長の会見が焦点となる。トランプ米政権はパウエル氏に圧力をかけているため、FRBの独立性に対する脅威もくすぶる状況だ。
27日の米株市場はまちまち。主要指標のNYダウが前日比0.8%安と反落した。10〜12月期決算が下振れたユナイテッドヘルスが19.6%安と急落し、指数を押し下げている。一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.9%高と5日続伸した。人工知能(AI)産業の拡大見通しを背景に半導体株が物色され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.4%上昇。3日ぶりに史上最高値を更新した。ほか、時間外取引では、1〜3月期の業績見通しが予想を上回り、半導体のテキサス・インスツルメンツが急伸している。中国銘柄もしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.5%高と3日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が8.8%高、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が3.4%高、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が2.9%高と上げが目立った。
内部環境も悪くない。中国景気の持ち直しが期待されている。国家統計局は27日、12月の工業企業利益が前年同月比で5.3%拡大し、2カ月ぶりにプラス成長したと報告した。11月の13.1%減から大幅に改善している。31日公表される1月の景況感指数に関しては、製造業PMIが前月と同じ50.1、非製造業PMIが前月の50.2から50.3に上向く見通し。いずれも景況判断の境目となる50を上回ることとなる。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは買いが先行しそうだ。中国景気の過度な減速懸念が薄らいだほか、米ハイテク株高が好感されよう。また、トランプ米大統領が米ドル安を容認したとの見方を背景に、人民元高の先高観が強まっていることも好材料だ。ただ、米金融政策を見極めたいとするスタンスが高まれば、買い手控え要因として意識される可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境には好悪材料が入り混じっている。米ハイテク株高がプラス材料となる一方、米金融政策の不透明感がマイナスだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を28日(日本時間29日未明)に発表する予定。今回は据え置きが予想されているが、その後に開かれるパウエルFRB議長の会見が焦点となる。トランプ米政権はパウエル氏に圧力をかけているため、FRBの独立性に対する脅威もくすぶる状況だ。
27日の米株市場はまちまち。主要指標のNYダウが前日比0.8%安と反落した。10〜12月期決算が下振れたユナイテッドヘルスが19.6%安と急落し、指数を押し下げている。一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.9%高と5日続伸した。人工知能(AI)産業の拡大見通しを背景に半導体株が物色され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.4%上昇。3日ぶりに史上最高値を更新した。ほか、時間外取引では、1〜3月期の業績見通しが予想を上回り、半導体のテキサス・インスツルメンツが急伸している。中国銘柄もしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.5%高と3日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が8.8%高、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が3.4%高、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が2.9%高と上げが目立った。
内部環境も悪くない。中国景気の持ち直しが期待されている。国家統計局は27日、12月の工業企業利益が前年同月比で5.3%拡大し、2カ月ぶりにプラス成長したと報告した。11月の13.1%減から大幅に改善している。31日公表される1月の景況感指数に関しては、製造業PMIが前月と同じ50.1、非製造業PMIが前月の50.2から50.3に上向く見通し。いずれも景況判断の境目となる50を上回ることとなる。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは買いが先行しそうだ。中国景気の過度な減速懸念が薄らいだほか、米ハイテク株高が好感されよう。また、トランプ米大統領が米ドル安を容認したとの見方を背景に、人民元高の先高観が強まっていることも好材料だ。ただ、米金融政策を見極めたいとするスタンスが高まれば、買い手控え要因として意識される可能性もあろう。
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