2026/02/11 08:48 NEW!!
神経質な値動きか、米中の指標が気がかり 
◆11日の香港マーケットは、米中の指標をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境には気がかり材料がある。米国では11日に1月の雇用統計、13日に1月の消費者物価指数(CPI)が発表される予定。米連邦準備理事会(FRB)は金融政策の方向性を決めるうえで、雇用やインフレの動向を注視している。
米金融政策の見方は交錯。市場の一部では、米経済を支えるため、FRBは追加利下げの時期を前倒しするとの観測がある。10日発表された2025年12月の米小売売上高は予想外に停滞したほか、それより先に公表されたインフレ指標は鈍化がみられ、雇用の軟調も示された。10日の米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが大幅に低下している(債券価格は上昇)。一方、FRB関係者からはタカ派(引き締めに積極的)寄りの発言が相次ぐ。米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は10日、現行の金利水準は適正だとし、年内に金利を変更する必要はないと発言した。ほか、米ダラス地区連銀のローガン総裁も同日、現在の金融政策は適切だと述べている。
10日の米株市場は方向感を欠く。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と3日続伸し、3日連続で史上最高値を更新した。半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.6%安と3日ぶりに反落している。中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.9%高と4日続伸している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が6.4%高、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が3.8%高、理想汽車(リ・オート:LI/NASDAQ、2015/HK)が2.9%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が2.2%高と上げが目立った。
中国本土でも経済指標に注目が集まる。きょう11日に1月の物価統計、14日までに同月の金融統計が発表される。朝方(日本時間10時半ごろ)に公表される物価統計に関しては、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.4%(前月はプラス0.8%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス1.5%(前月はマイナス1.9%)で着地するとの予想がコンセンサスだ。デフレ緩和の兆しがみられるかが焦点となる。
香港マーケットでは新規株隙公開(IPO)が集中。きょう11日はインテリジェント製造設備メーカーの無錫先導智能装備(ウーシー・リード・インテリジェント・エキップメント:470/HK)、13日は産業AIグラフソリューションの北京海致科技集団(ベイジン・ハイジ・テクノロジー・グループ:2706/HK)、電力・通信インフラ部材メーカーの深セン市沃爾核材(シェンジェン・ウォーアル・ヒート・シュリンカブル・マテリアル:9981/HK)が予定されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米中の指標を見極めたいとするスタンスが強まりそうだ。また、中国の大型連休を前に、積極的な売買が手控えられる可能性もある。来週は春節連休で本土市場が16〜23日、香港市場が16日後場から19日まで休場だ。ただ、中国の政策に対する期待感は根強く、政策で恩恵を受けやすい銘柄の物色は継続しよう。中央銀行の中国人民銀行は10日、過剰生産と消費低迷が経済を圧迫しているとして、内需拡大に向けた金融支援を強化すると発表した。
なお、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が10日に報告した第4四半期決算は予想を上回ったほか、同社は2026年12月期の投資額を過去最高だった前期(25年12月期)と同水準に設定したことを明らかにしている。株価動向を注視したい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境には気がかり材料がある。米国では11日に1月の雇用統計、13日に1月の消費者物価指数(CPI)が発表される予定。米連邦準備理事会(FRB)は金融政策の方向性を決めるうえで、雇用やインフレの動向を注視している。
米金融政策の見方は交錯。市場の一部では、米経済を支えるため、FRBは追加利下げの時期を前倒しするとの観測がある。10日発表された2025年12月の米小売売上高は予想外に停滞したほか、それより先に公表されたインフレ指標は鈍化がみられ、雇用の軟調も示された。10日の米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが大幅に低下している(債券価格は上昇)。一方、FRB関係者からはタカ派(引き締めに積極的)寄りの発言が相次ぐ。米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は10日、現行の金利水準は適正だとし、年内に金利を変更する必要はないと発言した。ほか、米ダラス地区連銀のローガン総裁も同日、現在の金融政策は適切だと述べている。
10日の米株市場は方向感を欠く。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と3日続伸し、3日連続で史上最高値を更新した。半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.6%安と3日ぶりに反落している。中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.9%高と4日続伸している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が6.4%高、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が3.8%高、理想汽車(リ・オート:LI/NASDAQ、2015/HK)が2.9%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が2.2%高と上げが目立った。
中国本土でも経済指標に注目が集まる。きょう11日に1月の物価統計、14日までに同月の金融統計が発表される。朝方(日本時間10時半ごろ)に公表される物価統計に関しては、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.4%(前月はプラス0.8%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス1.5%(前月はマイナス1.9%)で着地するとの予想がコンセンサスだ。デフレ緩和の兆しがみられるかが焦点となる。
香港マーケットでは新規株隙公開(IPO)が集中。きょう11日はインテリジェント製造設備メーカーの無錫先導智能装備(ウーシー・リード・インテリジェント・エキップメント:470/HK)、13日は産業AIグラフソリューションの北京海致科技集団(ベイジン・ハイジ・テクノロジー・グループ:2706/HK)、電力・通信インフラ部材メーカーの深セン市沃爾核材(シェンジェン・ウォーアル・ヒート・シュリンカブル・マテリアル:9981/HK)が予定されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米中の指標を見極めたいとするスタンスが強まりそうだ。また、中国の大型連休を前に、積極的な売買が手控えられる可能性もある。来週は春節連休で本土市場が16〜23日、香港市場が16日後場から19日まで休場だ。ただ、中国の政策に対する期待感は根強く、政策で恩恵を受けやすい銘柄の物色は継続しよう。中央銀行の中国人民銀行は10日、過剰生産と消費低迷が経済を圧迫しているとして、内需拡大に向けた金融支援を強化すると発表した。
なお、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が10日に報告した第4四半期決算は予想を上回ったほか、同社は2026年12月期の投資額を過去最高だった前期(25年12月期)と同水準に設定したことを明らかにしている。株価動向を注視したい。
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